こだわり梅の詰め合わせ農水相賞 紀和農園

受賞を喜ぶ阪本社長

全国各地の優れた土産品を選ぶ「第58回全国推奨観光土産品審査会」で、梅製品の製造・販売を手掛ける㈱紀和農園プロダクツ(和歌山県和歌山市本渡)の商品が「食品部門」で全国トップの農林水産大臣賞を受賞した。阪本和繁社長は「これがスタート地点だと思って、販路拡大と県の梅干し業界の活性化に努めたい」と話している。
審査会は、日本商工会議所と全国観光土産品連盟の主催。全国の510企業から1014点が出品された。
受賞した「紀州南高梅 夢葵 彩(いろどり)の舞」は、赤しそ包み梅、はちみつ梅、桜葉包み梅、しそ漬け梅、昆布包み梅の5種類が入った詰め合わせ。味付けした南高梅をしそや桜葉、北海道産昆布で一つ一つ丁寧に巻いており、それぞれ独自の食感と風味が楽しめる。
香りの良さや見た目の鮮やかさに加え、葉の中央脈がきっちりそろえて巻かれ、箱詰めされていることに気付いた審査員が「人に贈る土産品として、丁寧な手仕事が見えるよう」と評価した。関東方面の百貨店や贈答用の通販カタログで販売している。
梅の漬け込みから製造加工、販売まで一貫して自社で行っているのが自慢。主力の梅の巻物は、通常の梅干しにひと手間加え、他社とは一線を画すオリジナル商品。大量生産は難しいが、「量より質」をモットーに、品質と価格に妥協せず取り組んできた。
20数人の従業員は勤続歴の長いベテランも多い。「僕がいると作業の妨げになる」と信頼を寄せ、「受賞は丁寧な仕事をしてくれている従業員のおかげです」と感謝した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。