県が強靭化大賞で金賞 実践型訓練など評価

表彰状を手にする田嶋氏㊥(県提供)

全国で展開されている強靱(きょうじん)化に関する取り組みを評価・表彰する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)2018」で、和歌山県の取り組みが地方自治体部門でグランプリに次ぐ「金賞」を受賞した。また新設された国土強靱化地域計画賞では、最高位の「金賞」に輝いた。
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催。同アワードは14年11月に創設され、4年目となる今回は全国から227件の応募があった。
県はおととしにも「津波による犠牲者ゼロの実現」で金賞を受賞。昨年は「紀伊半島大水害の教訓から」で会長賞を受賞している。
今回は「実働機関、地域住民、市町村と協同する実践型訓練」が金賞を受賞。11年に死者56人、行方不明者5人、住家被害7933棟の被害を受けた台風12号による紀伊半島大水害を教訓に、従来は同一会場で実施していた防災総合訓練を見直し。翌12年から実災害時の運用を踏まえた本部会議運営訓練や関連企業と連携した物資搬出・搬入訓練など、各分野で実践型の訓練を展開している。
また、新設された同計画賞では、地域計画策定に工夫して取り組み、地域の強靱化を推進している先導的な自治体を表彰。金賞に輝いた「和歌山県国土強靱化計画」では、人命を守るという基本姿勢を基に、民間事業者や市町村からの意見を踏まえた計画を策定。災害による犠牲者ゼロの実現▽発災直後の救助体制と早期復旧体制の確保▽県民生活の再建と産業の復興――を掲げ、取り組みを推進している。
このほど東京で各賞の発表と表彰式が行われ、田嶋久嗣企画政策局長(当時)が登壇。同局企画総務課は「『災害による犠牲者ゼロ』の実現に向け、県国土強靱化計画に位置付けた取り組みを着実に推進していきたい」と話している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。