彫紙アート県内初展覧会 27日までアクア

立体的な作品とそいなみさん㊧、タケウチイクコさん

重ねた色紙をナイフで彫って絵のように表現する「彫紙(ちょうし)アート」の県内初の作品展が27日まで、和歌山県和歌山市満屋のギャラリー&カフェ・アクアで開かれている。
一見シルク版画のようだが、近づいて見ると奥行きのある立体的な表現に、訪れた人は「初めて見た」「どうやって作ってるの?」と驚きの声を上げている。
メンバーは「この立体感と奥行きは、写真ではなかなか伝え切れません。ぜひ会場で作品を間近でご覧ください」と呼び掛けている。
彫紙アートは埼玉の元グラフィックデザイナー・林敬三さんが考案。5枚以上の色紙を重ね、下絵を基に彫る順番を決め、専用のアートナイフで彫って奥行きや陰影を表現していく。2011年に協会が発足し、全国に愛好の輪が広がっている。
会場には創始者の林さんの他、和歌山ゆかりの作家7人が約20点を展示。アジサイやヒマワリ、キリンをモチーフにした林さんの作品の他、フジの花や浮世絵の浪裏図、車やバイクのポスター風の作品など、手の込んだ作品が並んでいる。
重なる花びらや葉っぱ、細い線も細やかに立体的に表現され、ワークショップなどを開く岩出市の、そいなみさんは「色遊びをしている感じ。彫りの深さだけでなく、配色の面白さも魅力です」とにっこり。
和歌山市出身で大阪市在住、教室で指導するタケウチイクコさんは「地道でアナログな作業ですが、幾重にも重なる紙の表現に、作品を見た多くの方が感動されます。皆さんとこの魅力や楽しさを共有できればうれしいです」と話している。
午前10時から午後5時まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・463・4640)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。