仏事を話して僧侶と交流を 2日坊主BAR

テーブルを囲み住職と気軽にトーク(前回、ファミリオさいか提供)

お坊さんとざっくばらんにおしゃべりし、仏事の世界にふれてみませんか? 飲食を楽しみながら僧侶と交流するイベント「坊主バー」が6月2日午後6時から、和歌山県和歌山市和歌浦西の家族葬儀専門会館ファミリオさいかで開かれる。仏事や葬送儀礼に理解を深め、家族や社会とのつながりを見つめ直してもらおうという取り組み。主催者は「『お坊さんと話ができるなら楽しそう』といった興味でも構いません。どうぞ気軽にお越しください」と参加を呼び掛けている。
家族葬を行う㈱ラポールが企画するイベントで、3月の開催に続き2度目。
きっかけは、寺との接点を持ってもらおうという思いから。同社によると近年は一般家庭と寺との関わりが薄れ、葬儀の重要性を感じない人が増えているという。また、時代とともに葬儀の形態も様変わり。通夜や告別式すらしない「直葬(ちょくそう)」を希望する人も少しずつ増えてきた。
同社の木村嘉男常務(39)は「背景には『葬儀は家族の負担になる』といったイメージがあるのかもしれません。するかしないか、選択は人それぞれあっていいと思いますが、本来は故人の人生を振り返り、感謝しながら、温もりや絆を感じられるものであってほしい。悔いのない式をしていただきたい」と話す。
葬送儀礼に対する誤解を解き、日本の仏事を理解した上でより良い見送り方を考えてもらおうと、まずは接点づくりにと企画した。
イメージは、新たな学びや気付きが得られる「仏事の寺子屋」。当日は、市内に住むさまざまな宗派の住職6人が参加。アルコール類を扱う簡易のバースペースを設け、リラックスできる「夜会」を演出。食事をしたり、ドリンクを飲んだりしながら住職から直接話が聞ける。今回は特に、お盆も近いことから「お盆について知っているようで知らないこと」、仏事の雑学や、まめ知識などを伝授。希望者には和室で座禅体験もある(先着順)。
前回は「ぶっちゃけ寺」と銘打ち、約30人が参加。フリートークの時間には「お坊さんは普段どんなことをしているのか」「正座で足がしびれることはないのか」などと、和やかな雰囲気の中、普段疑問に感じている質問が寄せられたという。
「お坊さんの意外な一面を知れた」などと好評で、木村常務は「今後も定期的に開催していきたい。イベントを通じて、仏事を身近に感じてもらえれば」と話している。

入場は無料。ソフトドリンクやアルコール類などは100円~500円程度で提供する。事前予約した先着50人限定でワンドリンクをサービス。予約や問い合わせは同所(フリーダイヤル0120・170・365)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。