海難事故に備え連携 海保と和市消防が訓練

水中で障害物を潜り抜ける隊員ら

海上保安庁と和歌山市消防局は13日、同市加太の県消防学校で合同潜水訓練を実施した。同市沿岸部で海難事故などが発生した場合に円滑な救助活動ができるよう、両機関が連携強化と技術の促進を図った。
訓練には、同庁から第五管区海上保安本部関西空港海上保安航空基地機動救難士4人と和歌山海上保安部職員2人、市消防局から潜水隊員7人が参加した。
同校の深さ4・5㍍のプールを使い、訓練は転覆船に入って救助を行うという想定で実施。潜水隊員らは重さ20㌔のボンベ一式を装着し、2人一組でプール内の脚立や網の間を潜り抜けた。
実際の海難救助現場では、体やボンベが障害物と接触し、酸素の消費量に影響する場合や、泥などにより視界が悪化する場合があることから、訓練では互いにサインを出し連携を密に取りながら慎重に取り組んだ。
参加した同機動救難士の今川豪さん(40)は「消防と連携強化ができることは大きい。それぞれの技術を高め合い、刺激を受けることができたので良かった」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。