津森選手が最優秀賞 全日本大学野球選手権

全試合に登板、強気の投球を披露した津森投手

第67回全日本大学野球選手権大会の決勝が17日、東京・明治神宮野球場で行われ、和歌山県和歌山市出身の津森宥紀投手(3年)が先発、救援と大活躍した東北福祉大が、14年ぶり3回目の優勝を飾った。和歌山ビクトリーズ、和歌山東高OBの津森投手は、初戦の広島大戦から決勝の国際武道大戦まで4試合全てに登板、延長戦(タイブレーク)にもつれ込んだ準々決勝の白鴎大戦では被安打3、7奪三振で10イニングを見事完投するなど2勝を挙げ、防御率0・00という素晴らしい成績で最優秀投手賞に輝いた。24日に決定した侍ジャパン大学日本代表にも2年連続で選ばれ、国際大会での飛躍が注目される。
仙台6大学のリーグ戦は、右手中指の骨折のため2試合4イニングだけの登板にとどまり、大学選手権に満を持して登場した津森は、1回戦の広島大戦で、5点をリードした最終回を、1奪三振18球の無得点で締めくくった。
2回戦は不戦勝となり、続く準々決勝で白鴎大と対戦した。8強激突の厳しい試合に、先発のマウンドを任された津森は、大塚光二監督(同大OB、元西武)の信頼に応え、序盤から強気の投球で、相手打線を翻弄(ほんろう)。9回に守備の乱れから1点を失い同点とされたが、タイブレークとなった10回裏、味方打線が犠飛で1点を奪い、サヨナラVを決めた。打者38人に対し、わずか3安打を与えたのみで、7三振を奪う128球の熱投は、優勝を目指すチームの勢いを盛り上げた。
準決勝の慶応大戦は、2―3と1点リードされた5回、1死2、3塁のピンチに登場。1点もやれない状況を、140㌔前半の気迫あふれる投球で、切り抜けると、味方打線の6回に奮起、一気に5点を挙げ、逆転に成功。津森がそのまま9回までを投げ切り零封した。
国際武道大との決勝は、序盤に味方が5点を挙げ、6―2とリードした7回からマウンドに立った津森は、落ち着いた投球で確実にアウトを重ね、最終回は先頭打者に左前打を許したが、次打者を投ゴロ併殺、最後の打者を二邪飛に打ち取り、大学チャンピオンの胴上げ投手となった。
大会終了後には、7月3日からアメリカに遠征する第42回日米大学野球選手権大会、7月13日からオランダで開催される第29回ハーレムベースボールウィークに出場する侍ジャパン大学日本代表の選考合宿(選手50人参加)と続いたが、代表24人が24日に発表され、津森投手の代表入りが決まった。
ガールズ野球の和歌山市代表・和歌山シティ・スターズでコーチを務める津森投手の父・正喜さんは「小さい頃から今まで、打者の内角を突く強気の投球は変わっていない。大舞台でも良く頑張った。いつも素晴らしい指導者、先輩の皆さんに恵まれたおかげだ。本当に感謝している」と喜びを語った。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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