九重雜賀の日本酒に栄誉 仏ソムリエ審査

商品を手にする雜賀社長(左から2人目)と製造担当の社員ら

フランスを代表するホテルのトップソムリエらが審査する日本酒コンクール「Kura Master(クラマスター)」で、㈱九重雜賀(和歌山県紀の川市桃山町元、雜賀俊光社長)の「山田錦 純米大吟醸 雜賀」が純米大吟醸酒&純米吟醸部門のトップ5となるプラチナ賞を受賞した。現地時間の3日にはプラチナ賞に選ばれた銘柄の中から最高賞のプレジデント賞と審査員特別賞の発表が予定されており、海外での日本酒の頂点獲得へ期待が高まっている。

同コンクールは2回目で、今回は650銘柄が出品。「純米大吟醸酒・純米吟醸酒(精米歩合60%以下)」「純米酒(同60%以上)」「にごり酒」の3部門があり、プラチナ賞は、にごり酒から2銘柄、他の2部門から各5銘柄の計12銘柄が受賞。同社は「山田錦 純米吟醸 雜賀」も出品し、純米大吟醸酒・純米吟醸酒部門でプラチナ賞に次ぐ金賞を獲得している。

「山田錦 純米大吟醸 雜賀」は、約20年前に開発された銘柄。米のうまみを感じられるよう麹(こうじ)づくりからこだわり、香り高く、キレがある。刺し身などの日本食と相性が良く、冷酒や常温で味わうのがお薦めという。

同社は海外への販路拡大を見据え、どんな味が評価されるのか知ろうと、ことしから海外の日本酒品評会へ積極的に参加し、米国や英国でも入賞している。

日本酒製造課の児玉芳季課長は「必死に造ったお酒を評価してもらえるとさらに良いお酒を目指して頑張ろうという気持ちになる」と受賞を喜び、プレジデント賞の発表を心待ちにする。

雜賀社長は、今後も海外のコンクールに出品を続けるとしており、「伝統は革新の連続。賞を頂くとプレッシャーにもなるが、海外の方にもっと日本酒を楽しんでもらえるように、新たな挑戦を続けていきたい」と意気込んでいる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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