桐蔭11回連続の全国出場 缶サット甲子園

打ち上げの準備を行う桐蔭高校のメンバー

高校生が自作した空き缶サイズの小型模擬人工衛星(缶サット)を打ち上げ、技術力や創造力を競う「缶サット甲子園2018和歌山地方大会」(実行委員会主催、本紙など後援)が8日、和歌山県和歌山市のコスモパーク加太をメイン会場に開かれた。県内外の10校が参加し、県立桐蔭高校が優勝。第1回大会から11大会連続での全国出場を決めた。

缶サットにはカメラや温度などの物理データ取得センサーを搭載。パラシュートとともに、自作ロケットで打ち上げる。上空約80㍍で切り離されてから、地面に到達するまでの間にデータや映像を収集。上空での放出や降下、着地の過程を通じて技術力や創造力を競った。

桐蔭高校チームは科学部缶サット班の山下匠班長(16)、瀧本英智君(16)、柴田玲君(16)、西岡右喬君(17)の2年生4人で編成。缶サットにはGPSや気圧、温度センサーなどを搭載し、打ち上げ時にたどった軌道(航路)をグーグルマップ上で示して缶サットの位置情報を導き出した。

ロケット製作では横風の影響を抑えるために昨年よりも羽部分を小さくし、先端部分に加わる風の影響も考えて設計。缶サットは水没に備え、ペットボトルを加工したものを取り付けた。

当日は、打ち上げ前の検査で重心バランスの問題が発覚。設計より軽くなっていた先端部分に油粘土を入れる早急な対応で、打ち上げは無事に成功した。

各学校が打ち上げを終えた後、イオンモール和歌山に会場を移し、プレゼンテーション審査を実施。それぞれが設定したミッションとその達成度について発表し、その内容が審査された。

11大会連続での全国大会出場は全国で唯一となる。10月6〜8日、市内が会場となる地元開催の全国大会。山下班長は「先輩が続けてきた全国大会の連続出場が決まり一安心した。和歌山開催なので、優勝を狙いたい」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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