観光客数ほぼ横ばいで過去2位 17年県内

総数は過去2番目の数字を記録した

2017年に和歌山県内を訪れた観光客の総数が約3375万9000人となり、過去最高を記録した2016年に次ぐ数字となったことが県の観光客動態調査(確定値)で分かった。外国人宿泊客数は、世界遺産エリアが過去最高を記録したが、前年比4・9%減の約47万6000人。県観光振興課は「国内外ともにほぼ横ばい。世界遺産を売り出し、周辺地域の周遊促進に努めたい」と話している。
県によると、総数のうち宿泊客数が約516万6000人(前年比1・5%減)、日帰り客が約2859万3000人(同3・5%減)。高野山・九度山をはじめとする真田幸村ゆかりの地では、NHK大河ドラマ「真田丸」の放映・キャンペーンの終了に伴い、観光客数が減少。土日祝日や行楽シーズンの台風などによる天候不順も影響し、観光客総数は前年比3・2%の減少だった。日帰り客は熊野那智大社御創建1700年、西国三十三所草創1300年のPRにより、関連地域で増加。宿泊客数は大型宿泊施設のリニューアル工事による休館が影響を与え、那智勝浦町で減少した。

外国人宿泊客数は、高野町や田辺市、那智勝浦町の世界遺産エリアで過去最高を記録。主要アジア市場のうち香港や韓国は伸びが続き、特にオーストラリアやニュージーランドなどオセアニアでは前年比約50%増と大幅に増えた。昨年10月に世界的旅行ガイドブック「ロンリープラネット」が紹介する「Best in Travel2018」で、紀伊半島が訪れるべき世界のベスト5に選ばれたことなどが要因と考えられる。

一方、大阪府内の宿泊施設増設により、関西国際空港利用者の宿泊施設不足が解消したため、中国人観光客の和歌山市周辺での宿泊客数が減。また主要アジア市場で、個人旅行の増加により団体ツアー客の減少が進んだ。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。