桐蔭OB森川さん始球式 61年の準Vエース

左上手から球を投げ込む森川さん

開幕戦の始球式には、1961年夏の甲子園で準優勝した桐蔭の元エース左腕、森川勝年さん(74)=奈良県生駒市=が登場した。
同年の第43回大会は、県予選から紀和大会、本大会を通じて全10試合を1人で投げ抜き、甲子園決勝では浪商に0―1で敗れたが、7試合を完封。卒業後は慶応大、松下電器(現パナソニック)でプレーした。
約50年ぶりのマウンドに立った森川さんが放ったボールはワンバウンドで捕手のミットにおさまり、「人生で一番緊張した。ホームベースまで遠く感じた」と笑顔を浮かべた。
高校野球の一番の思い出には、県予選準決勝で県和歌山商を1―0で完封した試合を挙げ、「自分の安打でチームが勝ち、9回の満塁のピンチを切り抜けたことは克明に覚えている」と話した。

100回の節目にプレーする球児たちには「新しい高校野球の歴史を築いてほしい」と語り、「100%の力を出すのは難しいが、持てる力をできるだけ発揮して、悔いのないようにやってほしい」とエールを送った。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。