達谷・松尾さん全国V 全日本中学競漕大会

優勝した達谷さん㊧と松尾さん

第38回全日本中学選手権競漕大会で、和歌山ローイングクラブから出場した近畿大学付属和歌山中学3年、達谷朱莉さんと松尾綾花さんのチームが、女子ダブルスカル1000㍍で優勝を飾った。同クラブとしては6年ぶり2度目の栄冠。監督を務めた県ボート協会副理事長で同クラブの堅田哲也さんは「目標にしていた中学日本一が達成できた」と2人の活躍を喜んでいる。

大会は7月14~16日、ボート競技コースとして国際的評価が高い長良川国際レガッタコース(岐阜県海津市)で開かれた。ダブルスカルは、小さいオールを1人が2本持って漕ぐ種目で、左右対称の動きと、漕手2人の息を合わせることが勝負の鍵となる。舵手付き種目とは異なり、白熱するレースの中、声を掛け合い、自分たちでかじ取りも行う。今大会の同種目には全国から集まった28チームが出場した。

レースは1組6チームで実施。達谷・松尾チームは予選からしっかり声を掛け合い、1位の4分0秒56で準決勝に駒を進めた。準決勝もスタートからトップに立ち、ラストは2人の持ち味である粘りを見せ、そのまま1位でゴール。予選より約6秒タイムを縮め、全体の2位で決勝に進んだ。

午後からの決勝は暑さ指数(WBGT=湿球黒球温度)が危険な数値に達したため中止となり、決勝進出の全6チームが1位となった。

決勝に備えてのレース運びだったとはいえ、準決勝で2位だったことが心残りだと2人は話す。

松尾さんは「決勝が中止になったからこそ、予選に続き準決勝もトップ通過しておきたかった。優勝のうれしさを感じつつ、この悔しさを次の試合で必ず生かしたい」と意気込み、達谷さんは「今回の優勝は今まで練習してきた結果だと思う。指導していただいた監督や応援してくれた家族など、みんなの協力に感謝しています」と誇らしげに話していた。

同じ学校に通う2人はクラスは違うが、休憩時間を一緒に過ごしたり、相談事をし合ったりとプライベートでも絆を深めている。

堅田さんは「次の目標は高校日本一。そしてその先に(2024年の)パリオリンピックが待っています」と期待を込めて語った。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。