珠算1級に満点合格 宮楠さんが県内唯一

表彰を受け、笑顔で喜びを語る宮楠さん

日本商工会議所主催の第213回珠算能力検定試験(6月24日)で、和歌山市の宮楠遥さん(19)が1級に満点合格した。全国の合格者8938人のうち、満点は32人で、県内では唯一の快挙。宮楠さんは「手応えはありましたが、緊張のせいでいつものように見直しに時間が取れず、内心不安でした。自分のレベルを一つ上げることができてうれしい」と喜びを語った。

宮楠さんは大阪総合保育大学の2回生。小学校2年生の頃から珠算教室に通い、珠算、暗算ともに4段の実力者。

1級には小学校5年生で合格し、以降「満点合格」を掲げて受験。試験は、みとり算、かけ算、わり算を30分の制限時間で300点満点で行われ、12回目の挑戦で念願の満点合格を達成した。また、宮楠さんが通う大河内珠算会(本校=同市大河内、赤松昌明代表)の10人目の1級満点合格者となった。

伝達式は8月30日に同市の和歌山商工会議所で行われ、宮楠さんは珠算教室の指導者や家族と共に出席。宮楠さんは「頭の中に、そろばんが入っている感じ。日常生活でも、電卓で計算する友人よりも早く数字が出てしまいます」とにっこり。

指導する阪本淳志さんは「この年齢まで続けられる子は、なかなかいない。そろばんを極めたいという気持ちが強い生徒。教室でも子どもたちの指導を手伝ってくれて助かっています」と話し、表彰状を贈った和歌哲也専務理事は「これからは後進の目標になる。今後も引き続き、和歌山から満点合格者を出してもらえればうれしい」と激励した。

宮楠さんは「目標にする先輩がいて、その人のようになりたいと続けてきました。挑戦をやめようと思った時期もありましたが、達成できて良かったです。私より年下ですごい子はたくさんいるので、段位をもっと上げて追い付きたい。目標は尽きません」と笑顔で話した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。