県内最高齢111歳の藪根さん 県が祝い品

子どもたちに囲まれる藪根さん(前列中央)

和歌山県は13日、県内最高齢者の藪根すみゑさん(111)に仁坂吉伸知事からの祝い状と祝い品を贈った。海草振興局の中川敦之局長が介護老人保健施設「恵友サザンホーム」(海南市下津町小南)に藪根さんを訪ね、80代を迎えた藪根さんの子どもらと共に、長寿を祝った。

老人週間(15~21日)を中心に行う県の敬老行事の一環。本年度中に新たに100歳を迎える高齢者への祝い状と祝い品の贈呈などを進めており、県内の対象者は8月6日現在で308人(男性35人、女性273人)となっている。

藪根さんは1907年2月5日生まれ。22歳で結婚し、銀行員の夫との間に息子と娘を3人ずつ計6人の子どもに恵まれ、戦後は衣料品などを扱う商売を手掛けた。現在は孫13人、ひ孫16人に囲まれている。

藪根さんを訪ねた中川局長は、「いつまでも健やかに過ごされますように」との仁坂知事のメッセージを伝え、祝い品の橋本市高野口町産の膝掛けやシルク毛布、祝い状を手渡した。居住地の海南市からも祝いの記念品が贈られた。

藪根さんは「皆さんにお世話をかけるばかりなのに、お祝いを頂き、恥ずかしいばかりでございます」と感謝の言葉を話し、祝い状を声に出して読むと、感極まった様子で声を詰まらせた。

長男の敏伸さん(81)は「惜しみなく働き、話し好きの『肝っ玉母さん』で、そんな母に生んでもらってありがたいと感じています」、次男の妻の好(よしみ)さん(77)は「人が好きで、正月には親戚30人で食事を楽しむ場を設けてくれています。皆が仲良く、本当に幸せです」と話していた。

県の敬老行事ではこの他、福祉保健政策局長や各振興局長らが県内の養護老人ホーム14カ所を訪問し、入居者全員に記念品のタオルセットを贈る。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。