2022年01月17日 13:30
厄年を迎えた皆さん、「今年は厄年だからな~」と厄年に起こることを、すべて「厄」のせいにしていませんか? 災いを厄年と結び付けず、気にしすぎないこと、そして、お祓いをしましょう。和歌山の厄除け・厄払いは、長田観音、伊太祁曽神社、紀三井寺で。
体調を崩したり、災難に見舞われたり、厄災が降りかかるとされる厄年は、人生で3回訪れます。数え年で男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳を「本厄」、特に男性の42歳、女性の33歳は「大厄」といわれ、「本厄」「大厄」の前年を「前厄」、後年を「後厄」といいます。その由来は、陰陽道とされてはいますが曖昧で、日本では平安時代にはすでに存在し、今もなお根強く信じられています。
前後を含む3年間、何事もなく安泰に過ごしたいですよね。そのために訪れるのが厄除けにご利益のある神社やお寺。すでについた厄を取り払う「厄祓い」、厄や邪気が寄ってこないようにする「厄除け」、今以上に状況が悪くならないように、自分から災厄を作り出す「厄落とし」。「厄落とし」は地域いよっては、自身が身に着けているものを意図的に落とすというところもあるようです。旧暦の大みそかにあたる節分まで祈祷を受けるのが望ましいです。
和歌山県紀の川市の「如意山厄除観音寺」、通称「長田観音」。本尊は如意輪観世音菩薩で、霊験高く一般に「厄除観音」又は「厄観音」と呼ばれ、和歌山県で厄除けといえば長田観音といわれるほど。
豊臣秀吉の紀州攻めで焼失した本堂を、初代紀州藩主・徳川頼宣が再建し、藩の厄除祈願寺にしたことでも有名。
わが国に樹木を植えて回ったと 『日本書紀』 に記される 「五十猛命(いたけるのみこと)」を祀る伊太祁曽神社。植樹神五十猛命は「木の神様」として慕われ、『古事記』では因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)の続きの部分で大屋毘古神(おおやびこのかみ)の神名で登場し、災難に遭われた大国主神(おほくにぬしのかみ)の生命を救った「いのち神」としても知られています。邪気を除く“氣(き)の神様”と信仰が篤く、厄除けに加え、「八方塞がり」の方位除け祈願にもたくさんの人が訪れます。
◆八方塞がり早見表◆
「八方塞がり」は厄年の一種で、八方(全ての方向)が塞がれ、どの方向に物事を進めても、うまくいかないとされています。
西国三十三所観音霊場第2番目の札所である紀三井寺。正式には「紀三井山金剛宝寺護国院(きみいさんこんごうほうじごこくいん)」といいますが、その名はあまり知られていません。本尊の十一面観世音菩薩は、厄除け・開運・良縁成就・安産・子授けにご霊験あらたかとされ、毎月十八日の観音様の縁日を中心に、篤信者でにぎわいます。
楼門をくぐると、目の前にそびえる231段の階段は「結縁厄除坂」といわれ、若き紀伊国屋文左衛門が結婚と出世の契機となる出逢いをした坂で、25段、33段、42段、61段と厄年を踏み越える石段が続きます。
※各都道府県が発表している外出自粛要請や都道府県間移動の自粛要請等をお守りいただき、お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします。
【NEWS】和歌山ニュースはこちら
↓↓↓
【ロカルわかやまLINE公式アカウント】
LINEで和歌山の情報をお届け♪