「いりがたき みのりのかどはけふすぎぬ いまより六つの道にかへすな」藤原定家に想いを馳せて。~熊野三山参詣と熊野古道~|PR|

「いりがたき みのりのかどはけふすぎぬ いまより六つの道にかへすな」 熊野詣の最初の目的地である熊野本宮大社から約7kmのところに発心門王子があります。平安、室町の頃、ここに大鳥居がありました。この大鳥居が本宮の入り口であり、参詣の人々はここでお祓いをし、発心門王子に参ったのです。本宮まであと一息です。本宮にたどり着いた人々の喜びはいかばかりであったでしょう。冒頭「いりがたき…」は、藤原定家が発心門王子を詠んだ歌です。定家が熊野詣の道中に社寺に歌を書きつけた初めての歌です。発心門王子にはこの歌が刻まれた石碑があります。後鳥羽上皇の熊野御幸に随行した定家は、「後鳥羽院熊野御幸記」に当時の様子を書き残しています。歌人の定家にとって、この熊野詣は相当に辛いものであったことがこの日記に綴られています。 後鳥羽上皇をはじめ院政時代の熊野御幸がきっかけとなり、『蟻の熊野詣』と称されたほど人々は熊野に浄土信仰を求め、旅をしたのです。険しい山道をひたすら歩き、本宮、新宮、そして那智の熊野三山を参詣しました。多くの歌人たちも熊野を旅しています。和泉式部もそのひとり。伏拝(ふしおがみ)王子跡には和泉式部の供養塔があります。熊野古道を歩きこの王子に着いて初めて遠くに熊野本宮大社、現在の大斎原(おおゆのはら)が見えました。人々が伏して拝んだことから、この地名が生まれたそうです。 この秋、歌人や熊野詣の人々に思いを馳せ、それぞれの熊野古道探しに出かけてみませんか。

熊野本宮大社

熊野本宮大社_R

熊野本宮大社は明治24年に上四社が現在の地に移築された。主祭神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)。平成23年の大水害により大きな被害を受けたが、3年後に瑞鳳殿が再建された。

 

熊野速玉大社

熊野速玉大社_R

新宮市にある熊野速玉大社。主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。正面に速玉宮があり熊野速玉大神が祀られる。樹齢千年のナギの大樹が御神木。古来、道中安全を祈りこの葉を懐中に納め参詣することが習わしとされた。

 熊野那智大社

熊野那智大社_R熊野那智大社の別宮である飛龍神社(ひろうじんじゃ)の御神体は日本一の落差を誇る那智の滝。那智四十八滝の内、一の滝とも呼ばれる。主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。7月14日の那智の扇祭り(那智の火祭)は圧巻。

那智山青岸渡寺

青岸渡寺_R那智山青岸渡寺は「西国三十三所観音霊場巡礼」の第一番札所。平成30年に西国三十三所草創1300年を迎えた。観音信仰の中心的霊場。

神倉神社

神倉神社_R熊野速玉大社の摂社、神倉神社は熊野大神が最初に降臨した聖地。熊野古道中の古道といわれる538段の石段を登りつめた峻崖の上に御神体ゴトビキ岩がある。

発心門王子

_DSC0055_R熊野本宮大社の神域の入り口とされる発心門王子。五躰王子の一つで、熊野九十九王子の中でも格式が高いとされている。

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