2020年11月10日 11:30
安政南海地震津波の際の出来事を基に作られた物語「稲むらの火」。「稲むらの火」は今でも語り継がれており(学校で学んだ方も多いのではないでしょうか?)、舞台となった広川町にはその名残が色濃く残っています。今回はそんな広川町の魅力について、ご紹介します!
広川町は県中部にある、物語「稲むらの火」の舞台になった場所として有名な町。
主人公・五兵衛のモデルとなったのが、広村(現在の広川町)に生まれた濱口梧陵です。
濱口梧陵は広村(現在の広川町)で分家濱口七右衛門の長男として生まれ、12歳の時に本家の養子となり、銚子での家業であるヤマサ醤油の事業を継ぎました。
安政元年(1854年)、梧陵が広村に帰郷していた時、突如大地震が発生し、紀伊半島一帯を大津波が襲いました。梧陵は、稲むら(稲束を積み重ねたもの)に火を放ち、この火を目印に村人を誘導して、安全な場所に避難させました。
しかし、津波により村には大きな爪あとが残り、この変わり果てた光景を目にした梧陵は、故郷の復興のために身を粉にして働き、被災者用の小屋の建設、農機具・漁業道具等の提供をはじめ、各方面において復旧作業にあたりました。また、津波から村を守るべく、長さ600m、高さ5mの防波堤の築造にも取り組み、後の津波による被害を最小限に抑えました。
出典:稲むらの火の館 公式サイト
このエピソードはやがて「稲むらの火」として語り継がれ、私たちに防災の大切さを説いてくれています。
1820年(文政3年)、「稲むらの火」で知られる濱ロ梧陵は、紀州広村(現在の広川町)で生まれました。安政の大地震津波時、その命の火で多くの村人を救った彼の功績は、現代に通じる津波防災の象徴として広く語り継がれています。梧陵の偉業と精神、教訓を学び受け継いでゆくため、2007年(平成19年)4月、濱ロ梧陵記念館と津波防災教育センターからなる「稲むらの火の館」が誕生しました。
出典:稲むらの火の館 公式サイト
濱ロ梧陵記念館では、濱口梧陵の生家で、生い立ちから晩年までの紹介、彼が愛した美しい庭園などを観ることができます。
津波防災教育センターでは、濱口梧陵の防災精神や津波防災について学べます。
※実際に訪問される際は必ず事前にご確認ください。
出典:広八幡神社 公式サイト
安政元年、大津波が広村(現在の広川町)を襲った際、濱口梧陵は稲むらに火を放ち、村人を高台に避難させました。この「稲むらの火」で村人が避難した神社がこの廣八幡神社です。
出典:広八幡神社 公式サイト
濱口梧陵に関連する行事や防災への取り組みも行われています。
稲むらの火祭り。広川町役場から広八幡神社まで松明を持って歩きました。来年も参加しよう! pic.twitter.com/2yAPhnrFpA
— 抜井久司 (@dagashinoMICHEY) October 16, 2016
※実際に訪問される際は必ず事前にご確認ください。
出典:百世の安堵
濱口梧陵とともに広村堤防の築造を支えた濱口吉右衛門家の本宅で、国指定の重要文化財。安政元年(1854)の津波が達した高さを記した柱が残っています。広大な敷地には江戸時代に遡る主屋、本座敷のほか、明治中期に建てられた土蔵群、明治41年(1908)頃に造られた御風楼が残存。なかでも著名な客人を招いたとされる木造三階建ての御風楼は、独創性に富んだ意匠が随所に凝らされ、建築学的にも価値の高いものです。
出典:百世の安堵
毎年11月に、語り部による案内付きで内部を見学できる一般公開日を設けておられたのですが、残念ながら2020年度は中止とのことです。
※実際に訪問される際は必ず事前にご確認ください。
「南紀男山焼」は、文政10年(1827)に崎山利兵衛の手によって開かれました。紀州十代藩主徳川治宝の時代に大きく発展し、優れた作品を次々と世に送り出しました。平成4年に開館した男山焼会館では、当時の作品を展示するとともに、陶芸教室などを通じて、男山焼の伝承に努めています。
出典:広川町 公式サイト
南紀男山焼は紀州焼物の代表的な陶磁器で、ぬくもりある素朴な美しさが特徴です。
また男山焼会館では、陶芸体験もできるそうです!
詳細は広川町 公式サイトのこちらのページをご確認ください。
※実際に訪問される際は必ず事前にご確認ください。
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「アラモアナサンセットカフェ」さんでは、西広海岸の景色を一望しながら、おいしいお料理をいただけます!
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アラモアナサンセットカフェ、フレンチトーストかなりボリュームある! pic.twitter.com/ccQNgdxd46
— Masato Miyaji (@MasatoMiyaji) January 13, 2020
※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります。
まん丸なチャーシューがトレードマークのラーメン屋「場鶴」さん。
和歌山では珍しく、味噌ラーメンが人気なんだとか。
※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります。
今年3月にオープンしたばかりの、古民家カフェ「桜蓮」さん。 体に優しい有機食材を使用した、無添加・無化調の本格的なベトナム料理がいただけます♡
カレーも人気メニューなんだとか!
※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります。
広川町の魅力について、ほんの一部ですがご紹介しました!
【isako】
100%和歌山人ですが、ボケもツッコミもできません。 よく他府県民から和歌山弄りをさ
れますが、私はそんな和歌山が大好きです。趣味は本を読むこと、おいしいものを食べる
こと、写真を撮ること。
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