受け継がれるものづくりの心。和歌山の発明家

4月18日は「発明の日」。和歌山県でも、これまで多くの偉人たちがさまざまな物を発明してきました。現在の和歌山県に深く根付いている産業から、「そんな物を和歌山の人が!?」というものまで、驚きの発明品や、発明家の人物像に迫ります。

国産飛行船の初飛行に成功した航空界の先覚者

山田 猪三郎(やまだ いさぶろう)

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山田猪三郎は、文久3年(1863年)12月1日に紀州藩士の子として和歌山城下の七軒丁(現:和歌山市堀止西1丁目)で生まれる。何事にも研究熱心に取り組み発明心が旺盛で、川の流れを使って水の浮力や抵抗を研究し、これを空気中の風に応用したという。

出典:和歌山市

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出典:1次大戦機にパラシュートは装備されていたのか

明治30年(1897)からは気球の研究に着手、以後亡くなるまでの16年間、私財の全てを費やすほど気球・飛行船の研究に没頭することとなる。明治33年(1900)、日本で初めて円筒型係留気球を発明。陸軍に採用され「日本式係留気球」と名付けられた。風圧に対する抵抗力が強く、展望時の動揺が少ないなどの特徴があり、当時の欧米の気球よりも優れていたといわれ、日露戦争時にも用いられた。

出典:和歌山県ふるさとアーカイブ

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 明治43年に完成した国産初の山田式一号飛行船は全長33メートルの大きさであった。この飛行船は、同年9月8日に東京の大崎から駒場までの試験飛行に成功した。さらに改良を加えた山田式三号飛行船を製作し、明治44年7月1日に初飛行させた後、9月17日に大崎から帝都上空飛行を行い、20kmの周回飛行を行った。

出典:紀三井寺・名草地方

 

国産オルガン、ピアノの量産化に成功した楽器王

山葉 寅楠(やまはとらくす)

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日本楽器製造株式会社(現在のヤマハ株式会社)の創業者。日本における初期のオルガン(リード・オルガン)製造者の一人であり、日本のピアノ製造業の創始者の一人でもある。

出典:Wikipedia

嘉永4年(1851年)4月20日、紀州藩士山葉孝之助の三男として紀伊国和歌山城下に生まれる。

出典:和歌山市

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山葉楽器製造所 オルガン

出典:Wikiwand

艱難辛苦の末、舶来品をしのぐ国産オルガンの製作に成功し、同21年山葉風琴製造所を構え東南アジアへオルガンを輸出するまでに成長。30年日本楽器製造株式会社を設立し初代社長に就任した後は、ピアノの国産化を目指し32年視察のため渡米する。35年グランドピアノを完成。

出典:和歌山市

 

世界で初めて、うずまき型の蚊取り線香を発明

上山英一郎

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上山英一郎 日本の実業家、篤農家。蚊取線香の発明者。また、「金鳥」の商標で知られる大日本除虫菊の創業者。 出典:Wikipedia

img02 img01 出典:KINCHO

世界初の渦巻き型蚊取り線香を発明した事業家 文久2年(1862)、有田郡山田原村(現:有田市)に生まれる。生家は国内でも有数の規模を誇るみかん農家であった。慶應義塾に学び、福沢諭吉の薫陶を受けた英一郎は、「殖産興業海外輸出をなすを最高の職務と思惟せり」と、帰郷後の明治18年(1885)にみかんの海外輸出を目的とした上山商店(現:大日本除虫菊株式会社)を設立した。 英一郎は、除虫粉に続き次々と新しい製品を開発。明治23年(1890)には、仏壇線香からヒントを得て、棒状の蚊取り線香を考案、発売し好評を得る。しかし、棒状では煙が細く、揮散する殺虫成分の量も少なく燃焼時間も約40分程度であった。明治28年(1895)、妻・ゆきの「渦巻き型にすれば長持ちするのでは」というアイデアに着想を得て改良に着手、試行錯誤を繰り返しながら明治35年(1902)、世界初の渦巻き型蚊取り線香の発売を開始した。 出典:和歌山県ふるさとアーカイブ

“紀州のエジソン”と呼ばれる現代の発明家

島 正博(しま まさひろ)

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対談風景(左 仁坂知事 右 島社長)

出典:和歌山県

日本の実業家・発明家。島精機製作所代表取締役会長。

和歌山県和歌山市出身。10代の頃から発明に熱中し、16歳の時には手袋編み機の特許を取得している。

県立和歌山工業高校卒業後、1962年に「手袋編機の自動化」という課題を掲げて島精機製作所を設立した。「研究開発」に力を注いでおり、1995年には画期的な無縫製ニット横編み機「ホールガーメント」を世に送り出した。

出典:Wikipedia

一切縫製しないで立体的にニット製品を編み上げる”世界初”の機械「ホールガーメント」の開発に成功するなど、高度な開発力で革新し続けた島精機製作所。

手袋編み機の自動化が島精機の原点。昔の手袋は、指の1本1本や手の甲などのパーツを別々に編み、それらを職人が手作業でつなぎ合わせていました。そこで島精機製作所の創業者・現会長の島正博さんが1964年に開発したのが、縫製することなく自動で編み上げる「全自動手袋編み機」でした。さらに、その技術を応用し、ポロシャツなどの衿の自動編み機など、その後の「ホールガーメント」につながる画期的な機器を生み出しています。

出典:ITOHARI

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ホールガーメントとは?

通常ニットウェアは、前身頃、後身頃、袖といったパーツを別々に編成して縫い合わせることによってできています。それとは対照的に、SHIMA SEIKIのホールガーメントニットウェアは、一着まるごと編み機から直接、立体的に編み上がります。

そのため裁断や縫製といった後工程が不要となり*、労力や時間の削減が図れるほか、縫製に高度なスキルを要する立体成型、あるいは縫製が不可能な複雑なアイテムなど、まったく新しいニットの発想をも実現可能とします。

*製品により、一部縫製が必要な場合があります。

出典:島精機製作所

 

フォルテワジマ

和歌山県 和歌山市本町2丁目1番地
1階~4階フロア、7階フロアは年中無休地下1階ふくろうの湯は、毎月第3火曜日(祝祭日の場合は翌日)が定休日※施設の点検および整備のため、月に一度お休みを頂戴しております。その他のフロアは、店舗・テナントによって異なります。

ライタープロフィール

【geek】
和歌山県出身在住でありながら、知らないこともまだまだあるので、新たな発見をたくさ
んの人と共有したいです。

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