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グルメ 「三木町発酵ビルヂング」で元気をチャージ【和歌山市】
SANDOセット

「三木町発酵ビルヂング」で元気をチャージ【和歌山市】

公開日 2022.10.27

和歌山市の中心部・三木町交差点の近くに「三木町発酵ビルヂング」が2022年5月に誕生。甘酒スタンド「AMAGOTO(アマゴト)」、サンドイッチ専門店「SANDO(サンド)」、味噌汁が主役の定食屋「jill(ジル)」が入居。話題の“発酵の拠点”に潜入してみました。

和歌山市三木町で話題の「三木町発酵ビルヂング」

「AMAGOTO」「SANDO」「jill」の3店舗の共通点は発酵

健康・美容の観点から長らく続いている発酵食ブーム。体に良さげで女子が好きそうな〝発酵の拠点〟こと「三木町発酵ビルヂング」が和歌山市三木町にオープン。若い女性らで連日にぎわっています。

三木町発酵ビビルヂング

クラウドファンディングで資金を集め、ビルを丸ごとリノベーション。ビルには甘酒スタンド「AMAGOTO」、サンドイッチ専門店「SANDO」、味噌汁が主役の定食屋「jill(ジル)」の3店舗入居しています。一見、何のつながりもなさそうですが、米こうじを発酵させた“飲む点滴”ともいわれる甘酒に、味噌汁は日本の伝統的な発酵食。サンドイッチは具材や調味料など全てのメニューに発酵をしのばせていて、オーナーの秋山理絵さんいわく、「ここを発酵の拠点にしたい」と。

「SANDIOYA」から「SANDO」に改め発酵の拠点の核店舗に

SANDOYA時代から人気のサンドイッチに発酵をしのばせて

秋山さんは、もともと和歌山市役所の近くで、手作りサンドイッチ店「SANDOYA」を営んでいましたが、息子が腸の難病を発症したことがきっかけで、「徹底的に食と向き合った」と言います。そうした中で注目したのが発酵食品。知識を深めるために発酵醸造士の資格も取得しました。「息子のように食事が制限されている人もそうでない人も、おいしく楽しく、そして、体に優しい食事を気軽に食べてもらえる環境をつくりたい」と、新たなコンセプトでお店を始めることにしたそうです。

SANDOカツサンド

「カツサンド」(880円)は、国産ヘレ肉を塩こうじで一晩漬け込んで。写真はサラダセット(+330円)。カツはノンフライ調理に変更可。セットは、フリッターセット(+220円)、スープセット(440円)、ドリンクセット(ドリンク代-100円)、発酵ミニスイーツセット(+150円)があり、お好きなサンドイッチに組み合わせるスタイル。

SANDOアボべジ

自家製ツナとワサビ、しょうゆこうじが決め手の「ツナアボサンド」(660円)。バンズでサンドしたバーガー(-50円)、チーズトッピング(+50円)などアレンジOK。パンを焼く、焼かないも選べます。

SANDOスイーツ

スイーツももちろん発酵のオンパレード。発酵みたらし、甘酒チーズケーキ、発酵バター、甘酒アイスの「発酵デザートプレート」(770円)。

SANDO店内

「SANDO」はビルの1階にあり、甘酒スタンド「AMAGOTO」が併設されています。

名称 SANDO
所在地 和歌山県和歌山市三木町中ノ丁7 地図
電話番号 073-488-8088
営業時間 11:00 – 18:00(OS17:00)
定休日 不定休
web https://www.instagram.com/sando310310/

甘酒のイメージを覆す「AMAGOTO」

「甘酒」の新境地「スムージー」「スカッシュ」「デザート」「クラフトチョコ」

甘酒スタンド「AMAGOTO(アマゴト)」のドリンク類は、秋山さんが息子さんに「手軽に栄養がとれるように」と編み出したもの。

AMAGOTO甘酒

「一日一甘 甘酒スムージー」は7種類(各660円)。「白米甘酒」「玄米甘酒」「黒糖甘酒」に豆乳、フルーツや野菜をミックス。黒「CHIKARA」は意外にもキウイ味。黒糖の酸味と竹炭の力で喉ごしもおなかもスッキリ。赤「KOI」はトマトジュース味。トマトの酸味に甘味が加わり、濃厚ながらも飲みやすいです。橙「YOKI」はオレンジ味。玄米の粒が口の中ではじけ、ゆずでさわやかさをアップ。

AMAGOTO店内甘酒

緑「CHOWA」はまさかのミックスジュース味。小松菜とフルーツが相まってこの色に。白「MUKU」はバナナ味。混ざり気のない程よい甘味が純粋に感じられます。そして、写真にはないけれど、黄「HIRAMEKI」はパプリカ&セロリ。野菜好きにおすすめです。「SANDO」の店内で飲む場合はグラスでサーブされます(サンドイッチと同時に注文すると-100円に)。

AMAGOTOミキシング

注文を受けてから一杯一杯丁寧にミキサーで。甘酒の種類と割るもの(豆乳・牛乳・オーツミルク)、フルーツを選んでオーダーメイドで注文することも可能。

AMAGOTO注ぐ

スムージー以外にも、甘酒とフローズンフルーツを炭酸で割った「甘酒スカッシュ」(550円)、洋菓子や和菓子風に甘酒をアレンジした飲むスイーツ「デザート甘酒」(660円)、カカオ100%のクラフトチョコで作る贅沢甘酒「クラフトチョコ甘酒」(660円)があります。スムージーを凍らせた「冷凍パック」(7本セット4385円)も販売しています。

名称 AMAGOTO(アマゴト)
所在地 和歌山県和歌山市三木町中ノ丁7 地図
電話番号 073-488-8088
営業時間 11:00 – 18:00
定休日 不定休
web https://www.instagram.com/amagoto.1nichi1ama/

定食のメイン料理は味噌汁「jill」

日本伝統の発酵食「味噌」に並々ならぬこだわりが

「一汁一菜」とはまさに「ジル定食」のこと。「jill」はビルの2階で、味噌汁が主役の定食を提供。調味料も手作りされています。味噌は私たちが最もよく口にしている発酵食かもしれません。こちらも秋山さんが、離れて暮らす息子さんが帰ってきたときに、“お店で友達と同じものが食べられるように”との思いから生まれメニュー&店舗展開だそうです。

jill定食

メニューは「定番味噌汁」(660円)と「こだわり味噌汁」(880円・写真)の2種類。おかずの追加は、1品100円。「小さいおかず」として、「おばんざい(日替わり)」「ご当地おばんざい」「和歌山の平飼い卵」「フワフワだし巻き」「納豆」「自家製甘酒いり豆腐」「今週のお魚料理」「今週のお肉料理」「今週の揚げ物」が用意されています。味噌汁の具材は日替わり、味噌は月替わり。味噌は秋山さんが全国を巡って品定め。ちなみにこだわり味噌汁は昆布だし、定番味噌汁はかつおだしで、秋山さんが言うには、「こだわり味噌汁は栄養価が高いので毎日ではなく。週1回で」と。

ジル削り節

味噌汁に入れる「追い鰹」(シングル55円~)を注文すると、鹿児島県枕崎産の本枯れ節をその場で削ってくれます。あれよあれよと香り高いかつお節に。

ジル漆器

輪島塗のオリジナル器は、“追い鰹汁飯”が食べやすい形状に作られているので、気兼ねなく最後にごはんを投入して!

名称 jill(ジル)
所在地 和歌山県和歌山市三木町中ノ丁7 地図
電話番号 073-488-8088
営業時間 11:00 – 17:00(OS16:00)
定休日 不定休
web https://www.instagram.com/jill.jill26/

「三木町発酵ビルヂング」にまだ足を運んでいない人はぜひ一度。イベントに出店したり、「キッチンキャラバンキャンピグカー」で全国へ食材探しの旅に出掛け、行く先々で甘酒の販売もしています。

名称 三木町発酵ビルヂング
所在地 和歌山県和歌山市三木町中ノ丁7三木町発酵ビルヂング 地図
電話番号 073-488-8088
営業時間 SANDO11:00~18:00(OS17:00) AMAGOTO11:00~18:00 jill11:00~17:00(OS16:00)
定休日 無休
web https://mikimachihakkobuilding.jp/

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