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特集 昭和レトロ映え! 湯浅駅旧駅舎と伝建地区を散策【和歌山県】

昭和レトロ映え! 湯浅駅旧駅舎と伝建地区を散策【和歌山県】

公開日 2023.05.12

醤油醸造発祥の町として名高い、和歌山県湯浅(ゆあさ)。その玄関口になっていたJR湯浅駅の旧駅舎が、2023年5月14日(日)に復活オープンします。駅を拠点に、古い町家や土蔵が立ち並ぶ「伝建地区」を歩く“ゆるり昭和レトロ旅”を楽しみませんか。

約100年前の面影を残す
湯浅駅旧駅舎

電車を眺めながら
ゆったりできる空間

2019年からJR湯浅駅の機能は「湯浅えき蔵」(写真左側)に移転。以後、旧駅舎(写真右側)はそのまま残され、湯浅町によって2021年「歴史的風致形成建造物」に指定されました。

約100年前の建築当初の姿を残しつつ、湯浅の玄関口として利用されてきた旧駅舎。観光客や地域住民の交流の場として復活させ、新たな賑わいを創出する目的で改修工事が行われ、見事に甦りました。

旧駅舎内は、開業当時を模した窓枠、レトロな照明器具、ベンチなど、昭和の雰囲気がたっぷり。

旧駅舎から外に出て、デッキから行き交う電車(ちょうどオーシャンアロー車両が出発!)を見ることもできます。なお、こちらからの乗車は不可。

蕎麦・おむすび・甘味…
「湯浅米醤」で堪能

※写真はイメージ

旧駅舎に、地元の素材を使った多彩なグルメが楽しめる「湯浅米醤」(ゆあさべいしょう)が開業。紀州鴨を使用した蕎麦、かまどで炊いたご飯で握るおむすび、醤油の原型である“たまり”を使用した団子、もなかなどの甘味メニューやドリンク類が販売されています。

・米醤定食(1800円) ・おむすびセット(950円) ・おむすび単品(230円~) ・あぶりもち(1本120円~) ※2023年5月現在

旧駅舎内にテーブル席が設置され、こちらで食事が楽しめます。

名称 湯浅米醤(ゆあさべいしょう)
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅 湯浅駅旧駅舎内 地図
電話番号 070-9133-0737
営業時間 10:00~17:00
(食堂は11:00~14:00)
定休日 無休
駐車場 あり(向かいの湯浅町営駅前駐車場2時間無料)
Instagram @yuasabeishou
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湯浅に来たなら
食べておきたい名物

名店「かどや食堂」で
しらす料理に舌鼓

「生しらす丼」(1100円/みそ汁・漬物付き)

湯浅名物しらす料理を堪能したいなら、駅前の「かどや食堂」へ。生しらすは基本的にその日の朝に水揚げされた新鮮なもので、苦みや臭みがなく甘いのが特徴です。湯浅の醤油をベースにした同店特製の醤油をかけて頬張れば、満面の笑みに。

お昼のピーク時には行列も。人気のお昼のメニューは…

・釜揚げしらす丼(720円) ・さしみとしらす丼の定食(1230円) ・さかなの干物定食(780円) ・しらす丼(小)とうどんの定食(780円) ※2023年5月現在

名称 かどや食堂
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅1109-1 地図
電話番号 0737-62-2667
営業時間 11:00~14:00、17:00~20:00 ※水・日曜は昼のみの営業
定休日 水・日曜の夜、月に1回不定休
web http://www.yuasa-kadoya.com/
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通称「ごんため」のたこ焼き!
正式店名は「大黒屋」です

たこ焼き(12個入り450円)

通称「ごんため」(店主のおばちゃんの名字)で40年以上親しまれている、たこ焼きと天ぷらのお店。だしが効いてトロッとした生地のたこ焼きは、冷めてもおいしいと評判です。

季節の山菜を素材にした「おばちゃんの天ぷら」も人気。

名称 大黒屋(ごんため)
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅623 地図
電話番号 0737-63-4067
営業時間 10:00~18:00
定休日 月・火曜

伝建地区を歩いて
タイムスリップ!

湯浅駅から北北西へ歩くこと約10分、国が選定した「湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区(伝建地区)」に到着します。醤油などの醸造で栄えた、昔ながらの町並み。ゆるりと散策すれば、タイムスリップした気分になりますよ。

江戸時代そのままの醤油蔵
この雰囲気で買いたい「角長」

1841年創業。機械には頼らず、冬季だけに行われる寒仕込みをかたくなに守り、昔ながらの手づくりを続ける醤油蔵です。大量生産では醸せない天然の風味は、江戸期から継続されている手法があってこそ。伝建地区にある本店(加納家住宅)は国指定重要文化財。

名称 角長(かどちょう)
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅7 地図
電話番号 0737-62-2035
営業時間 9:00~17:00
定休日 無休(店舗販売)
web https://www.kadocho.co.jp/

昔人の生活感が漂う
公衆浴場跡「甚風呂」

創業は江戸末期と伝わる公衆浴場。1985年に営業を終了し、2009年からは銭湯跡歴史民俗資料館として公開されています。

番台(実際に座れる!)や浴室、壁に掲げられた広告などは営業時のまま。

たき場など浴場の裏側なども見学可能です。入館無料。

名称 銭湯跡歴史民俗資料館 甚風呂(じんぶろ)
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅428 地図
電話番号 0737-20-2033
営業時間 9:30~16:30
定休日 水曜(祝日の場合は木曜)
web http://www.denken-yuasa.sakura.ne.jp/jinburo/
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古民家カフェ
「北町茶屋 いっぷく」

築150年以上の古民家カフェ。散策途中に寄ってみたい、足を伸ばしてくつろげる“家”です。

年代物の白黒テレビが置かれ、オーナーが持っていた昔懐かしい絵本などが並びます。

「カレーライス」(650円)や「きつねうどん」(500円)など食事メニューの他、「ぜんざい」(500円)やパフェ、ドリンク類などを用意。夏になると、かき氷が評判に。

名称 北町茶屋 いっぷく
所在地 和歌山県有田郡湯浅町湯浅23 地図
電話番号 0737-62-3300
営業時間 11:00~18:00
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)
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伝建地区で見つけた
昭和レトロな看板

誰もがほっこりできる湯浅伝建地区、オススメです!

※掲載各店の判断により、営業形態や営業時間、メニュー等が変更されている場合があります