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2024.10.04
和歌山市は19日、和歌山城公園動物園で飼育していた雌のツキノワグマ「ベニー」(推定31歳)が、永遠の眠りについたと発表した。息を引き取ったのは18日。
【写真】贈られたスイカパフェを食べるベニー(2019年7月撮影)
長きにわたって来園者に愛されたベニーをしのぶため、市は20日、クマ舎前に献花台を設置。8月25日まで、花と手紙に限って受け付ける。
和歌山城整備企画課によると、ベニーは京都市動物園で誕生後、3代目のクマとして1994年に和歌山城公動物園(当時は和歌山公園動物園)へやって来た。野生の習慣を保つため、冬眠期間を設けていたことから、ベニーの冬眠入りや冬眠明けのニュースは風物詩となっていた。2015年に動物園の整備開始100周年を祝う一環で行われた園長選挙では、動物初の「園長」に選ばれた。
高齢となり、近年では加齢による変形性脊椎症の影響や体調不良のため、22年11月から公開を休止していた。
同課によると、18日のベニーの様子は餌やりの際、立ち上がるのに少し時間がかかったものの食欲があり、朝食を完食。午後2時半ごろに餌やりのため園舎に入った飼育員が、横たわっているベニーを発見し、死んでいることを確認したという。