夢の色を大切に ヒーローデザイナー講演

デザイナーになった経緯を話す山本さん

テレビ朝日系列で放送中の「仮面ライダーエグゼイド」「宇宙戦隊キュウレンジャー」のデザインを手掛けた和歌山市出身のヒーローデザイナー山本輝(ひかる)さん(25)のお話会「夢を持って進む!」が18日、和歌山市東高松の市立高松小学校(西川厚子校長)で開かれ、児童や保護者ら約60人が、デザインの魅力などの話に聴き入った。

山本さんは、キャラクター玩具の企画・デザインなどを手掛ける㈱プレックスのデザイナーとして、ヒーローデザインを手掛けている。4月からはアメリカのヒーローやおもちゃのデザインを学ぶため、ロサンゼルスへ渡る。山本さんが西川校長の教え子だった縁から、今回の講演が実現した

講演では、キュウレンジャーの変身アイテム「セイザブラスター」を装備した山本さんが登場し、キャラクターのシシレッドができるまでの経緯を説明。変身や技に使うアイテム「キュータマ」の使用や、宇宙服のヘルメット、獅子座にちなんだライオンなど、さまざまなデザインを考えた中で現在のシシレッドになっていったことを語った。他のキャラクターも、テレビに出ても恥ずかしくない格好良いヒーローにしようとの思いで考えたという。

中学からサッカーに打ち込んでいた山本さんは、高校時代に「仮面ライダーディケイド」を見て、幼少期に見たヒーローの格好良さを思い出した。絵を描くことも好きだったので、大学でプロダクトデザインを勉強。ヒーローデザインに興味を持つようになったが、車をデザインする仕事を志望。しかし、就職活動を通して自分の好きなものに気付き、平成26年に同社に入社。最初に「仮面ライダー鎧武」に登場する「仮面ライダー邪武」を制作。その後ヒーローや変身アイテム、ロボットまでさまざまなものをデザインしてきた。

山本さんは「みんなの持ついろんな色を、真っ黒にしようとする人がいつか現れる。でも、助けてくれる人が必ずいるので、黒くされないように生きてくれたら。そして、夢がかなうように支えてくれている家族に、いつか恩返しをしてほしい」と夢を持つ子どもたちに語り掛けた。

講演後はセイザブラスターとエグゼイドの変身ベルト「ゲーマドライバー」を懸けたじゃんけん大会が開かれ、子どもたちは一喜一憂しながら楽しみ、盛り上がった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。