智弁が市高を逆転し5連覇 春季高校野球

優勝旗を受け取る文元主将

春季近畿地区高校野球大会県予選の決勝戦が14日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で行われ、智弁和歌山が6―5で市和歌山を下し、5年連続12回目の優勝を果たした。智弁は26日に兵庫県明石市の明石トーカロ球場で開幕する近畿大会に出場する。

◇決勝
市和歌山
300100010 5
00411000× 6
智弁和歌山

〔市〕金田、岩本、橋本、奴田―米田〔智〕根来、平田―東妻▽本塁打=吉田(市)▽2塁打=柑本、米田、池田、中村(市)冨田、黒川2、林、細川(智)
前日の試合が雨天でノーゲームとなり、仕切り直しの一戦となった。
先手を取ったのは市和歌山。1回表に智弁の先発・根来(2年)の不安定な立ち上がりを攻め、2番・柑本(3年)が右翼に適時2塁打を放って先制。途中救援したエースの平田(3年)も捉え、6番・石原(同)の左翼線適時打で2点を追加し、3―0とリードした。
追う智弁は3回裏、安打と2四球で2死満塁から5番・冨田(同)が3塁を強襲する走者一掃の適時2塁打で同点。6番・黒川(2年)も右翼線2塁打で続き、4―3とした。
4回表に市和歌山は4番・安永(3年)の中前適時打で追い付いたが、智弁はその裏、再び勝ち越し、5回にも黒川の左犠飛で1点を追加した。
智弁の平田は中盤以降、走者を背負いながらも本塁を踏ませない粘りの投球。8回表に市和歌山の1番・吉田(同)に左中間へソロ本塁打を打たれ1点差に迫られたが、後続を断ち、最後まで投げ切った。市和歌山打線は智弁を上回る11安打を放つも、4投手が智弁の打線を抑え切れず、あと一歩及ばなかった。
智弁の髙嶋仁監督は試合後、開口一番に「エースを出して勝ちに行ったのにしょーもない試合をしてしまった」と厳しいコメント。「クリーンアップが打てていない。たるみや甲子園ボケ、疲れがある」と話した。
文元主将(3年)は今大会の収穫として、この日5打席中4打席で出塁した1番・中堅の細川など1年生が活躍したことを挙げ、「思い切ってプレーし結果を残してくれた。近畿大会ではレベルが高い相手に自分の力がどれくらい通用するか試したい」と前を見据えていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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