会派を超えた画家集団 青甲会70回記念展

それぞれが追求する表現が並んでいる

会派を超えた画家集団「青甲会」(小川英夫代表)の第70回記念展が18日まで、和歌山市の県民文化会館で開かれている。

同会は昭和21年、第1回県美術展の審査員を務めた楠本峻士、中村善種、木下克巳、斎田武夫の4氏によって結成。以来、会員は県の文化表彰受賞者など、県の洋画壇をリードするメンバーが多数在席し、活動を続けてきた。

記念展では、22人が油彩画の大作を中心に、小品から300号まで57点を出品。貝をモチーフに、詩情漂う爽やかな坂口卓平さんの作品や、湯川雅紀さんの楕円が連なる表現、ヨーロッパの古典技法「テンペラ」と油彩の混合技法で女性を描いた小川泰弘さんの精緻な作品などが展示され、見応え十分。昨年11月に亡くなった有田市の元県美術家協会会長、佐原光さんの「吉野風景」「瀞峡」も並ぶ。

小川代表(88)は「具象表現をはじめ、抽象あり、シュールレアリスムあり、さまざまな会で活躍するメンバーが所属するバラエティーに富んだ会。よくきょうまで続いてきたなと思います。今後もある一定のレベルを維持し、県の美術界をけん引していければ」と話していた。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。