カンボジア孤児院の絵画展 7日まで本町

色彩豊かな作品が並ぶ会場で

海南市出身のメアス博子さん(42)が代表を務める、カンボジアの孤児院「スナーダイ・クマエ」の絵画展が5日、和歌山市本町のフォルテワジマで始まった。7日まで。
作品展は年に1度、東京や神戸などを巡回し、同市での開催は6度目。小学生から高校生までの20人が描いた約250点を展示販売。収益は全て施設の運営費に充てられる。
同施設では、貧困や虐待を理由に親と生活できない子どもたちが共同生活し、施設から学校に通う。運営に関しては国からの補助金はなく、支援者の援助や物品販売による自己資金の調達で維持しているという。
絵画教室は、高校卒業後の自立支援のために開かれている。絵には描いた子の名前と写真が添えられ、成長を楽しみに、毎年同じ子の絵を買い続けてくれる人もいるという。
花や動物、自然など、身近な対象を、水彩やパステルクレヨンなどで生き生きと表現。日本の富士山とアンコールワットを一緒に描いたものも並ぶ。共同作品(2㍍×3㍍)では、シャボン玉の中に世界遺産のアンコールワットや緑豊かな自然など、子どもたちが思う大切なものが描かれている。
「孤児院といっても、とてもアットホームでみんな笑顔で過ごしています」とメアスさん。「貧しい国の印象が強いかもしれませんが、この国の発展は目覚ましいものがあります。希望のある方向に向かっていることも、作品の色使いや温かさから感じ取ってもらえれば」と話している。
午前10時から午後5時まで。問い合わせは同所(℡073・488・1900)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。