ふるさと描き優秀賞 那賀高が全国総文で

全国優秀賞に輝いた那賀高校放送部

広島県で開かれた第40回全国高校総合文化祭の放送部門で、県立那賀高校(岩出市高塚)の「約束の街」がオーディオピクチャー部門の優秀賞(第1席)に輝いた。同部門では初めて、昨年のビデオメッセージ部門に続いての優秀賞に、2年生の中尾幸太部長は「プレッシャーはあったけれど、受賞できてうれしい」と喜んでいる。

同校は、昨年秋の和歌山大会で1位を獲得し、全国大会に出場。8月2、3日、平和記念公園にある広島国際会議場に全国の放送部員が集い、アナウンス・朗読・オーディオピクチャー・ビデオメッセージの4部門に分かれ、地域の話題や郷土の文化を音声や映像で紹介した。

オーディオピクチャー部門は、ナレーションと25枚の写真を使い、規定時間の5分間で作品を仕上げる。同校は現在の2年生5人が1年生の秋に制作。カメラマンという夢をかなえるために上京した少年の故郷への思いや葛藤、生き方を描いた。岩出、紀の川両市をロケ地に選び、神社の公園や夕日、田んぼの風景などの写真を使用。ナレーションは3人の部員が務めた。

オーディオピクチャーは、ナレーションと写真のみで構成するため、作品を見た人の想像力をかき立てる工夫が必要となる。和歌山大会が終わってから、新たに写真を撮影して入れ替えたり、部員が演奏したギター音源をBGMに使用するなどの手直し作業に当たった。佐本拓海君は「原稿とにらめっこしてセリフの内容をしっかり理解し、原稿に合う写真を撮影するのに苦労した」と振り返る。

大会では4作品が優秀賞を受賞。同校の作品も高く評価され、特別審査員を務めた、映画「時をかける少女」などで知られる大林宣彦監督は「叙情的な作品で表現が豊か。アート作品」と評した。

2年連続の優秀賞が懸かったプレッシャーをはねのけ、見事期待に応えた。次の目標は、来年6月のNHK杯全国高校放送コンテスト和歌山大会。「5冠を達成したい」と、部員たちの意気は高い。

「約束の街」は同部ホームページ(http://naga-bcc.com/)で視聴できる。作品に携わった部員は次の皆さん。

顧問=茂田美珠穂▽部長=中尾幸太▽副部長=柴野遼▽部員=佐本拓海、森宏太、中本真帆、宮井菜月

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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