日赤看護師が結核発症 接触者の検査実施

会見する吉田医師と住友副院長

日赤和歌山医療センターは20日、同センター病棟に勤務する20代の女性看護師が結核に感染、発症したと発表した。現在のところ、院内の患者らへの感染は認められていない。女性看護師は現在県内の専門病院に入院中で、快方に向かっているという

同日、同センターは市保健所と合同で会見を開き、同センターの住友伸一副院長、ICT(院内感染対策チーム)リーダーの吉田晃医師、市保健所の永井尚子所長らが出席した。

発表によると、女性看護師は7月2日に発熱、咳が出て、肺炎と診断。抗生剤の投与で回復したが、その後呼吸の悪化を訴え、ぜんそくと診断された。再び異常を感じ、9月5日の検査で結核が疑われるとの診断を受け、同月7日の検査で気管支結核および肺結核と診断された。

感染の可能性がある対象者として、6月から9月までに女性看護師と累計8時間以上の接触をした約150人の職員ら、和歌山や大阪、三重、徳島、京都の10代から90代までの患者約80人を抽出。同センターでは「女性看護師は咳が出始めた頃からマスクを着用しており、周囲への感染のリスクは低いと見ている」としているが、結核に感染していないか、血液検査や胸部X線検査を実施する。

該当の入院患者には文書で説明した他、外来患者や退院患者へは、同日午前中に文書を郵送して通知した。

女性看護師は、昨年5月ごろに結核患者と接触があったため、昨年6月と8月に採血検査をしたが異常は認められず、ことし6月末の健康診断の胸部レントゲン検査でも異常がなかったという。対象者への検査の結果、新たな感染者が確認された場合は、対象範囲を拡大するという。

検査などの問い合わせは市保健所保健対策課感染予防対策班(℡073・488・5118)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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