商店街に子どもの活気 初のハタラコモール

店に客を呼び込む子ども店長㊨

子どもが主役の職業体験型イベント「ハタラコモール」が10月30日、海南市の海南駅前一番街商店街で初開催され、子どもの元気な呼び込み声や笑顔であふれる一日となった。「市街地ににぎわいを」とイベント実現に力を注いできた発起人の一人、日口奈央さん(35)は「いろいろな方の支えがあってここまでこられました」と感謝を込める。

今回のイベントは、同市出身で現在は東浜商店街(同市船尾)で洋食店「マキシムカフェ」を営む日口さんが、かつてはにぎわっていた市街地に人を集め、子どもたちに楽しい思い出をつくってもらおうと企画。同商店街の関係者やまちづくりに取り組む団体らと協力し、開催に向けて準備を進めてきた。

子どもが店長となってフリーマーケットを催したり、出店者のブースに立って一日店長を体験したり、さまざまな職業にふれることができる。地元の特産や海南ならではの飲食が楽しめる「Partyエリア」に参加した「3時のかんぶつ屋さん」の店頭に立った、亀川小5年生の小田祥也君(11)は「お店をやってみたくて参加しました。きょうはたくさんお客さんを呼び込んで、全部販売したい」と気合い十分。同店の野田智也さん(40)は「いい声が出ている」と太鼓判を押していた。

石けん作りや小物作り、ラテアートのワークショップ、ライブペイント、読み聞かせなど盛りだくさんの催しで商店街は盛況。日口さんは「想像していた以上に理想的なイベントになりました」とにっこり。「一年に数回開いていけたら」と意気込んでいた。

関連事業として、この日から海南の傘産業の歴史を知ってもらおうと、商店街に傘のアーケードをつくるストリートプロジェクト「傘でツナグ、ツナゲル」がスタート。商店街入り口には色とりどりの傘約20本が並べられ、会場を彩っていた。今後も本数を増やしていく予定。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。