西国三十三所で特別印を授与 1300年記念

紀三井寺㊤と粉河寺の特別印

徳道上人が開いた日本最古の巡礼路である西国三十三所の草創1300年を記念して、巡礼所33寺院で構成される西国三十三所札所会(会長=鷲尾遍隆石山寺座主)は記念の特別な御朱印(特別印)を授与している。

同会では平成28年から32年までの5年間にわたり、草創1300年を記念する行事を展開中。各札所のお寺スイーツを食べ歩く「スイーツ巡礼」や、徒歩巡礼を再現し、徳道上人ゆかりの長谷寺でともした灯明をリレー形式で運ぶ「法灯リレー古道徒歩巡礼」などの事業が開催されている。

特別印は三十三寺院がそれぞれデザインを提案。眼病に霊験のある六番札所の南法華寺では眼鏡を、勝運祈願で有名な二十三番札所の勝尾寺では本殿と勝ちだるまをモチーフにするなど、寺院の本堂やゆかりの人物、風景などをデザイン。

県内には一番札所の青岸渡寺(那智勝浦町)、二番札所の紀三井寺(和歌山市)、三番札所の粉河寺(紀の川市)があり、紀三井寺の特別印は本堂の前に満開に咲くサクラがデザインされている。同寺がサクラの名所であることからを提案したという。また、本堂の描写にもこだわり、屋根の瓦や装飾の千鳥破風と唐破風が細かく表現されている。

同寺の前田泰道副住職は「めったにない御朱印がもらえるので、これを機会に巡礼に挑戦してもらいたい」と勧めている。

期間中は通常の御朱印に加えて特別印を押印。事業終了までの5年間終日押印される。納経書にのみ押印でき、白衣などには不可。問い合わせは各寺院へ。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。