描いて10年、古希で初の個展 谷謹也さん

力強い仁王像を描いた作品の前で

和歌山市雑賀崎の谷謹也さん(70)の、古希と絵画を始めて10年の節目を記念した初絵画展が17日まで、同市広道のギャラリーTBで開かれている。
谷さんは住友金属和歌山製鉄所(現新日鐵住金)の退職を機に、洋画家の土井久幸さんが主宰するDoi絵画教室に入会。「絵を描き始めてから、普段の生活でも視点がどんどん変わってきました」と話す。会場には、仏画や人物画、空想世界や風景画など、がらりと雰囲気も違うアクリルや油彩画約30点が並ぶ。
谷さんは「個展前は、これを節目に描くのを終えてもいいかなという思いがありましたが、多くの方に支えていただき『これはやめられない』と感じました」と笑顔。
寺巡りが好きで、年に1度は出掛けるという。展示作品の中でも思い入れがあるのは、初期に描いた「楊柳観音」で、熱心な指導のもと、何度も手を入れながら丁寧に仕上げた一枚。また、怒りの表情の金剛力士阿形像に、興福寺や春日山を組み合わせた迫力ある作品は、自身でも納得の出来だという。
その他、女性芸能人らをモデルにした人物画は劇画調に描写。ドイツの科学者アインシュタインに、オリオン大星雲の爆発を重ねて表現したユニークな作品もあり、谷さんは「まさか10年も続くとは思いませんでした。これからも、今まで通り自由に伸び伸びと描き続けられれば幸せです」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。