県内2商品が受賞 おもてなしセレクション

和歌山ショコラ「ボンボンショコラ」「オランジェ」(同実行委員会提供)

日本のおもてなし心あふれる商品・サービスを募集、発掘し、国内外に発信するOMOTENASHI NIPPON(おもてなしニッポン)実行委員会のプロジェクト「おもてなしセレクション2017」の第3期受賞35商品が決定し、県内から、総合評価の高い10商品に贈られる金賞1点を含む2事業者の2商品が選ばれた。

県内からは、NPO法人ジョイ・コム(和歌山市中島、岡田亜紀理事長)が製造・販売している和歌山ショコラの「ボンボンショコラ」「オランジェ」が金賞に選ばれ、㈲家具のあづま(紀の川市名手市場、東福太郎社長)の「PANDORA」焼石目塗桐箱も受賞した。

おもてなしニッポンは「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」を合言葉に、日本が世界に誇るおもてなしを入り口に、国内外の人に日本の商品、サービスの素晴らしさを広く知ってもらうことを目的としている。実行委員会にはENGAWA㈱、㈱サニーサイドアップ、㈱博報堂などが参加している。

3年目を迎えた本年度は商品部門に425点がエントリーした。選定は「日本らしさ」「現代に生きる」「世界に伝わる」の三つの視点から行い、書類審査の後、貿易・流通・メディアなどの日本人と外国人の有識者、流通事業者による対話や現物のタッチ&トライ、実際に体験することによる審査を行った。

ジョイ・コムの和歌山ショコラは、ぶどう山椒や南高梅、湯浅醤油(しょうゆ)など和歌山の特産品を使って作られたチョコレートで、同NPOが運営する障害者就労支援事業所で製造している。チョコレート専門店で技術指導を受けた職員が商品開発を手掛け、障害者が共に製造に携わり、高品質で独自の味わいあふれる魅力的なチョコレート作りを実現。「ボンボンショコラ」は一粒ずつ楽しむことができ、「オランジェ」は県産かんきつの味比べができる。

岡田理事長は「大変素晴らしい賞を受賞させていただき、ありがたい。多種多様の障害がある方々にも社会で活躍をしていただきたいという思いで、和歌山の特産品とチョコレートを掛け合わせた商品を販売している。これからは日本全国に発信していけるようなチョコレート作りをしていきたい」と喜びを話す。

家具のあづまの「PANDORA」焼石目塗桐箱は、紀州桐箪笥(たんす)の伝統工芸の技術と独自に開発した焼桐技法を合わせて製作。新たな桐の風合いを生み出し、桐に漆をたっぷりと吸わせることで簡単に傷がつかない頑丈な桐箱に仕上げている。現代の漆塗りでは、工程の9割以上を人工塗料で塗布し、残りを本物の漆で仕上げるケースも多いが、同社は全てを漆塗りで仕上げることにこだわっている。

受賞商品の発表式典は22日、東京都の明治屋ホールで行われ、実行委を代表して博報堂クールジャパン推進室室長代理の勝野宏氏がプレゼンターを務め、金賞受賞事業者にトロフィーを授与。「それぞれにストーリーを描いて、日本や世界中の人たちに笑顔や喜びを与えるような物を作り続けられますように、われわれが微力ながら支援させていただきます」と祝福した。

受賞商品の詳細などは「おもてなしセレクション」公式サイト(http://omotenashinippon.jp/selection/)で。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。