仕事の楽しさ小学生に伝える 未来スクール

本の魅力がたっぷり詰まった授業も

さまざまな職種の働く大人が子どもたちに仕事の楽しさを伝える「未来スクール」(県専修学校各種学校協会主催)が10日、和歌山市の伏虎義務教育学校で開かれた。医師や弁護士、地方公務員、美容師、建築士、新聞記者など25の教室が開講し、小学生を中心に約400人が来場。講師の「一日先生」は仕事の魅力ややりがい、地元で働くことの意味を熱く伝え、子どもたちは将来への夢を膨らませた。
就職などで県外へ流出する若者が多い現状に対し、「未来にワクワクできるまちづくりを」と同協会がキャリア教育の一環として企画し、4度目。
今回は製造業や自動車整備業などで新たな参加企業があった。子どもたちは樹脂粘土を使ったスイーツデコレーションを作ったり、電気工事の配線の仕組みを学んだり、糸で外科手術に見立てた縫合に挑戦したりした。
書店販売の仕事を紹介する教室では、宮脇書店和歌山店の西田聡代表が、和歌山ゆかりの名取流忍者に扮(ふん)して登場。クイズを交えながら自身の経歴や地元愛を紙芝居で楽しく紹介し、子どもたちも絵本の読み聞かせに挑戦した。
将来の夢はラジオのDJという木本小学校1年生の石井葵ちゃんは「絵本のおっちゃんは楽しかった。本の読み方も話し方も上手ですごいって思った」と話していた。
今回は特に授業の中身を充実させようと模擬授業を重ねてきたといい、実行委員長で、一日校長を務めたIBW美容専門学校副校長の山本理恵さん(36)は「年々授業する大人の熱意も増し、教育に対するエネルギーや周囲の関心の高まりを感じます。子どもたちには、この中からなりたい職業や将来像を見つけてもらえたら。『和歌山で一緒に働ける日を待ってるよ』、そんな思いを強くしています」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。