竹箸でナッツ食べさせ 海南でギネス挑戦

アーモンドを食べさせ合う参加者

和歌山県海南市の伝統産業だった和傘などに使われていた竹の活用を再び盛り上げようと、竹の箸でアーモンドを食べさせ合うタイムのギネス世界記録を目指すイベントが23日に行われる。市民グループ「地域再生」(山﨑裕史代表)を中心とする「竹、ええもん、世界一に挑戦委員会」が企画。本番に向け市内各地で予選会を実施し、100人のメンバーを募集している。
かつては釣りざおや土壁の下地などさまざまに利用され、生活に不可欠だった竹だが、近年は放置された竹林が周囲に拡大し、環境問題として扱われるようになっていることから、竹を見直そうと同委員会がギネス挑戦を発案。竹文化の再興だけでなく、竹炭や竹繊維などの使い方で新たな発展も目指している。
ギネス挑戦は、100人が竹製の箸でアーモンドを順番に隣の人に食べさせるリレーで、最後の人がアーモンドを食べ終わった時間が記録となる。まだ誰もしたことがない〝世界初〟の挑戦だ。山﨑代表は当初、長さ90㌢の竹箸での挑戦を試みたが、ギネスから認可されず、通常サイズでの実施になったという。
大野公民館で行われた予選会には10人が参加。金時豆10粒を箸でつまむ1次予選と、15秒でできるだけ多くのアーモンドを箸で皿に移す2次予選で本番への参加者を決めた。
豆の幅と同じくらいに箸を広げ、適度な力加減でつまむとスムーズにできるとのことで、箸をクロスさせたり、握り箸になったりすると余計な力が入り豆が逃げてしまうという。予選の後の練習では10人が向かい合い、前にいる相手にアーモンドを食べさせた。時々箸から落としながらも、32秒で食べ終えた。目標は定めていないが、1人5秒程度でできれば好タイムが出せるのではないかと考えられている。
同委員会は、竹箸を使うのはもちろん、食べさせ合うことに重要な意味があると考えている。スムーズに食べさせるには、しっかりつまむだけでなく、食べる側もタイミングを合わせなければならない。食べさせ合うことで互いを思いやり、地域住民の距離感が縮められることを期待している。
現在は11歳から82歳までが参加を予定している。山﨑代表(63)は「失敗してもいいので、気持ちをつなげて思い出をつくれたらうれしい。あわよくば世界一の記録を残したい」と話し、楽しむことを最優先に参加を呼び掛けている。
チャレンジ本番は23日午後2時から、同市日方の海南保健福祉センターで行われる。
申し込み、問い合わせは山﨑代表(℡090・8883・5301)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。