みさとホールで町を活性化 3月に体感会

体感会をPRするプロジェクト会議メンバー

和歌山県内唯一のクラシック音楽専用ホールである紀美野町文化センター「みさとホール」(同町神野市場)の利用を促進し、町の活性化につなげようと、町や県海草振興局などでつくる「みさとホールを活用したまちづくりプロジェクト会議」が、音楽団体の合宿誘致などに取り組んでいる。同会議主催の初のホール体感会「響キ感ジルコンサート『きみの』」が3月11日午後2時から開かれ、合唱や金管アンサンブルの演奏を無料で楽しむことができる。
同施設は1998年に完成。箱状で客席前方にステージを配置した「シューボックス型」の関西圏でも数少ないクラシック音楽専用ホールで、1・7秒の残響により、美しいハーモニーがホール全体に響き渡り、包み込まれるような音楽体験ができる。収容人数は504席(1階380席、2階124席)。世界的ピアノメーカーであるスタインウェイ製のグランドピアノ(D274型)を備え、演奏時以外は保管庫で最適な温度、湿度で管理されている。
優れた設備を備えた県内唯一の専用ホールでありながら、県内や近郊の音楽団体などにも知名度が低く、利用が少ない現状がある。
海草振興局は2016年4月から同ホールを活用した町の活性化の検討を始め、同年9月に同会議を設立。まちづくり協議会や町内宿泊施設、町観光協会なども参加し、寺本光嘉町長が会長を務めている。
主な活動として、県内や関西圏の高校・大学・一般の音楽団体に旅行会社などを通じてプロモーションを行い、同ホールを使った音楽合宿を提案。これまでに4件の誘致実績がある。ことしは2件の演奏会誘致も決まっている。
今回の体感会は、近隣地域の人々にホールの素晴らしさを知ってもらおうと初めて企画した。和歌山市を中心に活動する「男声合唱団ほえーる」と混声合唱団「アンサンブル・ミカニエ」の県内2団体に加え、元大阪フィルハーモニー交響楽団トランペット奏者の橋爪伴之大阪芸術大学教授を中心とする金管アンサンブル「大阪芸大ブラスオーケストラ」が出演する。
同オーケストラは昨年の合宿で同ホールを使い、演奏技術に磨きをかけた団体の一つ。プロジェクト推進の中心を務める町教育委員会教育課文化センターコーディネーターの岡山宗弘さん(53)によると、各楽器の音が聴き分けやすく、美しいハーモニーが生まれる演奏しやすいホールだとして、好評だったという。
岡山さんをはじめ同会議は「この機会にぜひ、みさとホールの心地良い響きを体感してほしい」と多くの来場を呼び掛けている。
入場無料だが予約が必要。予約は、名前、住所、電話番号を町文化センター(℡073・495・9055、FAX073・495・9008、メールmisatohall@town.kimino.lg.jp)に連絡する。28日締め切り。JR和歌山駅東口からシャトルバスの往復運行もある。往路は午後0時半、復路は4時出発。運賃は500円、定員先着50人。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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