茅の輪くぐり5地区に出張 三郷八幡神社

茅の輪をくぐる参拝者(黒田地区)

和歌山県海南市下津町の三郷八幡神社(中原明彦宮司)は8日、「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)式」を行った。同社本殿は山上にあり高齢者が参拝しづらいことから、茅の輪(ちのわ)神事は地域を巡回して実施。住民らは“出張”してきた茅の輪をくぐり、夏の無病息災を祈った。

茅の輪神事は、茅(かや)で作った輪をくぐってけがれなどを除き、心身が清浄となることを祈願するもの。数日前から続いた大雨により川原での茅の採集が困難となり、ことしはススキを代用して輪を作った。

中原宮司(62)と氏子ら10人は本殿での神事を終えると、黒田・丁・加茂郷・丸田・戸坂の5地区を自動車で巡回。各所で茅の輪が設置されると、雅楽の生演奏が流れる中、集まった住民は手を合わせて輪をくぐった。

中原宮司は「巡回は多くの方に参っていただきたいと願い10年以上続けています」、氏子総代長で加茂郷区の大谷喜唯さん(70)は「天候が心配だったが、無事行えて良かった」と安心した様子。

黒田地区で参加した50代と70代の女性は「何年も続けてお参りでき、御利益を感じています」「足が思うように動かず山上へは参りづらいので、巡回してくれてありがたいです」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。