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希望の和歌山を切り開く 各市町で成人式

公開日 2016.01.13

成人の日を迎え、県内各地でも10、11の両日を中心に、各市町で成人式が行われた。県内の新成人数は昨年より387人少ない9794人(男4912人、女4882人、昨年11月時点)。各会場には、新成人が艶やかな振り袖やはかま、スーツなどの姿で集まり、晴れの門出を互いに祝い、友人との再会を楽しんでいた。本紙エリアの4市1町の模様を紹介する。

和歌山市 10日に手平の和歌山ビッグホエールで行われ、3537人(男1788人、女1749人)が対象となった。新成人を代表して冨永龍樹さん(貴志地区)と北畑亜津沙さん(和歌浦地区)が「社会の一員として明るく希望に満ちた和歌山を、私たちの力で切り開きます」と誓った。尾花正啓市長は「ご両親や周りの人々の思いを深く胸に刻み、尊い命を大切に生きてください」と祝福した。

紀の川市 10日に粉河ふるさとセンターで開かれ、新成人543人(男286人、女257人)が出席。中村愼司市長は「人として歩むべき正しい道を思い起こし、自分自身を振り返る習慣を身に付けてください」と式辞。新成人を代表して阿部力也さんが「これからは自分の選んだ道を後悔せず、前を向き、上を向き、私たちの人生をそれぞれの歩幅で社会人としての自覚をもって歩んでいきたい」と誓った。

岩出市 11日に市民総合体育館で実施し、新成人486人(男223人、女263人)が出席した。中芝正幸市長は「一人の自立した社会人として、さらに魅力あふれるまちづくりの原動力となるよう心から期待しています」と式辞。

新成人を代表して櫻井杏奈さんが「感謝の気持ちと、ふるさとを思う気持ちを忘れずに力強く歩んでいきます」と感謝の言葉を述べた。

海南市 10日に市民交流センターで行われ、対象471人のうち374人(男191人、女183人)が出席。神出政巳市長は「政治、経済、社会ともに多事多難な時代に成人式の節目を迎えられた。希望や志を持ち、定めた目標の実現にチャレンジしてほしい。柔軟な発想力、若さあふれる行動力をもって、積極的にまちづくりに参加して」と激励し、新成人代表の山本真臣さんと前山尚輝さんが決意を述べた。

紀美野町 10日に中央公民館で行われ、新成人77人のうち65人(男36人、女29人)が出席した。会場には振り袖やはかまで着飾った新成人が集まり、寺本光嘉町長は「自分の生き方の礎を築き、生まれ育った町に愛着と誇りを持って次の時代を担ってほしい」と激励。新成人代表の細峪由麻さんが「若さというエネルギーを最大限に発揮して、自分の責任で努力を積み重ねたい」と述べた。