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和歌山市伊太祈曽の伊太祁曽神社(奥重視宮司)で14、15日、厄よけなどを祈る珍しい祭典「卯杖(うづえ)祭」が行われた。
15日は奥宮司が神事を行い、長さ約1㍍の梅の若枝を束ねた卯杖で地面をたたき、大地の邪気をはらうなどした。
14日夜から炊き上げた小豆粥の中に竹管を沈め、中に入った粥の具合で農作物の豊凶を占う「粥占神事」では、米が17品目中16品目、果物は柿や桃が豊作という結果が出た。
境内では昨年のお守りやお札などを焚き上げる「とんど焼き」が行われた他、参拝者には小豆粥が振る舞われた。
市内から訪れた佐野由里香さん(31)は「去年は前厄でケガをしたので、ことしは、無事に過ごすために一年間の厄を払いにきました」と話していた。