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笑顔になる絵画と書 MOA和歌山表彰式

公開日 2016.12.07

「第28回MOA美術館和歌山児童作品展」(同実行委員会主催)の表彰式が4日、和歌山市本町の複合商業施設フォルテワジマで行われ、知事賞を受賞した宮小学校1年生の田原愛子さんら入賞者37人に表彰状などが手渡された。
同展は、子どもたちの情操を養い豊かな心を育てようと、MOA美術館(静岡県熱海市)が活動の一環として国内外で毎年開く作品展の地方展。
式典では主催者を代表し、尾﨑太郎実行委員長が「ことしも立派な作品がたくさん並びました。受賞を機に研さんを重ね、これからも周りをあっと言わせる作品を見せてください」とあいさつ。仁坂吉伸知事や尾花正啓市長も「笑顔になり、元気をもらえる作品ばかり」などと祝辞を述べ、各賞の関係者から受賞者に賞状と盾、メダルなどが贈られた。
田原さんは白浜アドベンチャーワールドで見たゾウを題材に、雨の中ゾウの背中に傘を差した自分が乗っている姿を描き、「ゾウさんの鼻のしわが難しかった。賞をもらってうれしい」と笑顔。同じく知事賞を受けた、和歌浦小学校5年生の入口望君は、和歌浦天満宮の夏祭りを、境内へと続く屋台やパフォーマンスを楽しむ人がにぎわう様子で表現し「お祭りの楽しい雰囲気が伝わればいいなと思って描きました」、書写で力強く「元気な子」と書いた木本小学校3年生の新宅彩耶香さんは「何枚も稽古して、最後の一枚を書くときは先生に教わったことを大切にして書いた。外国に行って、習字を広めるのが夢です」と話していた。
またこの日は特別ゲストとして、リオデジャネイロ五輪の日本選手団団長でスピードスケートと自転車競技の元選手、現在は自民党所属の橋本聖子参院議員が来場。「それぞれの作品には心が込められていて感動しました。一瞬一瞬の思いを絵筆や書に込めることのできる幸せをかみ締めながら頑張ってください」と激励した。
2020年の東京五輪に向けた文化プログラムにふれ「子どもたちの素晴らしい作品を、おもてなしの一つとして展示することを考えています。きょう来ている皆さんが主役となれるような大会にしていきたい」とあいさつ。サイン入り色紙と東京五輪のピンバッジを、一人ひとりと握手しながら全員に手渡した。
会場には、創造性豊かな入選作品が展示され、多くの家族連れでにぎわった。知事賞以外の特別賞の受賞者は次の皆さん。
【絵画】県議長賞=中谷莉子(吹上4年)▽県教育委員会賞=三毛小穂(小倉6年)▽市長賞=御前彩花(智弁2年)▽市議長賞=辻美咲(浜宮5年)▽市教育委員会賞=和田陽菜(岡崎1年)▽児童作品国際交流賞=南本燎人(楠見5年)▽NHK和歌山放送局賞=紙谷莉悠(和大付属2年)▽朝日新聞和歌山総局賞=橋本実咲(有功東6年)▽産経新聞社賞=鈴木円香(岡崎3年)▽毎日新聞和歌山支局賞=土井菜々子(砂山3年)▽読売新聞和歌山支局賞=南公介(和大付属5年)▽テレビ和歌山賞=芳野遥夢(野崎西5年)▽㈱和歌山放送賞=柏木奏(野崎2年)▽ニュース和歌山賞=藤井菜々美(名草6年)▽わかやま新報賞=森本隼勢(高松2年)▽和歌山リビング新聞社賞=上田桃子(雑賀4年)▽フォルテ・ワジマ賞=岡田景都(和大付属4年)
【書写】県議長賞=大浦侑季(直川6年)▽県教育委員会賞=岩橋佳音(広瀬6年)▽市長賞=的場匠海(雑賀1年)▽市議長賞=齋藤亮太(木本5年)▽市教育委員会賞=齋藤巧海(木本2年)▽児童作品国際交流賞=吉永萌乃(直川5年)▽NHK和歌山放送局賞=泉拓篤(湊2年)▽朝日新聞和歌山総局賞=加納愛心(直川5年)▽産経新聞社賞=川井秋乃(有功東5年)▽毎日新聞和歌山支局賞=長谷部百恵(宮北3年)▽読売新和歌山支局賞=秦萌乃香(鳴滝6年)▽テレビ和歌山賞=津村諒介(雑賀5年)▽㈱和歌山放送賞=西井颯杜(松江4年)▽ニュース和歌山賞=西口翠音(有功東3年)▽わかやま新報賞=辻本悠人(直川2年)▽和歌山リビング新聞社賞=坂本結和(和歌浦1年)▽フォルテ・ワジマ賞=戸田陽斗(新南5年)