石田氏が総務相で初入閣 県内3議員要職に
自民党総裁に3選した安倍晋三首相は2日、党役員人事と内閣改造を行い、第4次安倍改造内閣を発足させた。県関係議員では、無派閥で7期目の石田真敏衆院議員(66)=和歌山2区=が総務大臣として初入閣し、二階俊博幹事長(79)=衆院和歌山3区=と世耕弘成経済産業大臣(55)=参院和歌山選挙区=は続投となり、3人が要職に起用された。
石田氏は海南市出身、早稲田大学政経学部卒。県議、海南市長を経て2002年の衆院和歌山2区補選で初当選し、現在7期目。財務副大臣、衆院法務委員長、同議院運営委員会筆頭理事などを歴任している。無派閥で、今回の総裁選では安倍首相を支持していた。
世耕氏は官房副長官を経て16年8月の第3次安倍第2次改造内閣で経済産業相に就任。ロシア経済分野協力担当相も兼務している。
党役員人事は同日午前に行われ、二階氏の再任は臨時総務会で全会一致で承認された。その他の四役は、岸田文雄政務調査会長が再任、加藤勝信総務会長、甘利明選挙対策委員長が新たに就任した。
二階氏は16年8月の内閣改造と同時に行われた党役員人事で幹事長に就任。在任期間は2年2カ月となる。
再任を受け「党を預かる責任者として、党のあらゆる人材の総力を結集し、国民・県民の皆さまの期待に応えてまいります」とのコメントを発表。政策では国土強靭(きょうじん)化の推進を強調し、被災地の一日も早い復旧・復興、南海トラフ巨大地震に備えた対策の推進を掲げ、全国のインフラを3年間で集中点検することや、災害時の避難所となる全国の公立小中学校へのクーラー設置などに向けた予算編成を政府と協力して進めるとしている。
仁坂吉伸知事は同日の定例記者会見で、県選出国会議員からの3人の要職起用を「郷土の誇りであり、大変期待している」と祝福。初入閣の石田氏については「地方創生を追求し、理論的に提案できる人」と述べた。
記事元:わかやま新報
※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。