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和歌山ニュース 消防団車両に広告掲載 和歌山市が企業と連携

消防団車両に広告掲載 和歌山市が企業と連携

公開日 2023.10.03

和歌山市は1日、消防団車両に企業広告を掲載することで、民間企業と自治体、消防団が連携して地域の安心・安全を支援し、消防活動の充実強化を図る取り組みを始めた。

【写真】消防団車両の前で広告を手にする𠮷野局長㊧と望月部長


消防団車両は、災害時の活動の他、消防訓練や市民防火の日(毎月1、15日)の広報活動、地域のイベント、消防出初め式などで活用されている。広告掲載により、企業には消防活動への協力や地域貢献をPRする機会となり、市と消防団には、活動の充実とともに、民間との協力による安全な地域づくりの機運醸成にも役立つ。

広告掲載は今月から2026年3月までの希望する期間ででき、市が所有する消防団車両37台に、1社当たり10台まで受け付ける。車両はデッキバンタイプと普通積載車タイプの2種類があり、広告の大きさは25×70㌢、掲載料は1台につき月額3000円となっている。

1日、事業開始に合わせて八番丁の市消防局で出発式が行われ、広告掲載にいち早く応募した花王㈱和歌山工場の関係者らが出席した。

𠮷野楠哉消防局長は「今回の取り組みは、地域の皆さんが安心して暮らせるまちづくりにつながる。民間の支援を頂きながら、消防団の活動を支援していきたい」とあいさつ。同社製造統括センター安全・防災部の望月光秋部長から広告のマグネットシートを受け取り、消防団車両2台の側面に取り付けた。

望月部長は「民間と行政、消防団が連携して地域に安全・安心を届けるという活動の趣旨に賛同した。消防団の支援はもちろん、地域と共同して安全なまちづくりに参加していきたい」と話した。

式典後、消防団の砂山、貴志各分団の団員は、広告が掲載された車両に乗り込み、まちなかへ広報活動に出発した。

事業の詳細や申し込みフォームは市消防局ホームページ(http://www.city.wakayama.wakayama.jp/syoubou/wakayama_syououdan/1051287.html)に掲載している。問い合わせは消防総務課(℡073・426・0119)。