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冬の城下に彩り けやき大通りイルミ点灯

公開日 2023.11.27
「ライトアップ」の合図で点灯

和歌山市のJR和歌山駅から和歌山城までのけやき大通りをイルミネーションで彩るプロジェクト「KEYAKI LIGHT PARADE by FeStA LuCe」が23日、スタートした。点灯式で白と電球色のLED約75万球が街路樹278本にともされ、キラキラと輝く光の道が続いた。新たな冬の風物詩として来年2月29日まで光のパレードのような世界が楽しめる。

【写真】ライトアップされたけやき大通り

和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会(古澤良祐実行委員長)が主催。「Light up!(ライトアップ)」を合言葉に、点灯するという意味以外にも「あなたを、私を、和歌山を照らす・輝かせる」といった願いを込め、JR和歌山駅から和歌山城までの約2㌔にわたる街路樹を光で照らし、冬でも歩くことが楽しい通りにしようと初めて企画した。

点灯式には、古澤委員長(㈱タカショーデジテック社長)や大越康臣副委員長(㈱テレビ和歌山代表取締役社長)、特別顧問の尾花正啓市長らが出席。古澤委員長は「たくさんの応援をいただいて実現できた。ここを歩いて出会いや思い出を残し、冬の風物詩として毎年やっていければ。ぜひ2㌔、歩いてみてください」と話し、尾花市長は「75万球一つひとつのLEDに多くの思いがこもっている。イルミネーションがまちじゅうに広がり、未来につながれば」とあいさつした。

カウントダウンと「ライトアップ」の合図で白色と電球色のLEDが点灯されると、歓声や拍手が起こり、来場者は温かな雰囲気に包まれた大通りを歩き始めた。

輝く光と通行する車のライトで通りは華やかになり、同市の奥正美さん(74)は「和歌山市内とは思えない。大阪へ来たみたい。立派なものをしてくれてありがとう。歩ける所まで行ってみたい」と笑顔だった。

また、「思いやり・やさしさ・献身・平等・慈しみ」の思いを込めたサンタクロースの衣装に身を包み、同通りを歩くチャリティーイベント「KEYAKI光のSANTAParade2023」も開催された。

参加費の一部は、入院中の子どもたちへのプレゼント購入費に充てられる。100人以上のサンタクロースと岸本周平知事や尾花市長らはライトアップされた大通りを笑顔で約1時間歩いた。

けやき大通りの点灯時間は午後5時から11時まで。