和歌山電鐵貴志川線「西山口駅」から徒歩2分の場所に、古民家を改装したカフェがオープンしました。濃厚な「チョコ・テリーヌ」や2日かけて作られている「デミグラスソース」のオムライスなど、要チェックです!
照明や建具を活かし切る
古民家を改装したカフェ
木々が生い茂っていた古民家を改装し、2024年1月11日にオープンした『Cafe 風ノ森』。古民家の改装には、なんと1年半かかり、今も改装を続けているそうです。
「元々建っていた家を、どうすれば美しく活かせるか」を意識して作られ、様々な絵柄のタイルを張り合わせたパッチワーク感のある建屋がとても可愛いです。
店舗のドアノブは木の枝で作られており、まるで秘密基地にきたようなドキドキ感を味わえます。
「スタッフの方や大工さんに協力してもらいながら、自分たちで作り上げたお店です」とオーナーが語る同店。最初から古民家にあった素材を生かすのはもちろん、取り壊し予定のある家から欄間をもらったり、様々な古民家の素敵なパーツが集まってできています。
元々縦向きではめ込まれていた扉を、横向きに配置して窓として利用したり、常識にとらわれない内装が建物の魅力を増しています。
仕込みに丸2日!
深い味わいの「ドレスオムライス」
今回注文したのは、「ドレスオムライス〜デミグラスソース〜」(1980円)。
ランチの「ドレスオムライス〜デミグラスソース〜」には、山盛りサラダが付いています。
サラダには様々な野菜やフルーツが使われています。地元で採れたものも多くあり、特にサニーレタスや水菜は、オーナーの畑で採れた新鮮野菜。サラダは菊芋のチップスで食感を出し、ブルーベリーソースで甘みをプラス。レーズンとナッツが入ったニンジンのラペで、心地よい酸味を感じます。よりフルーツの甘味を感じたいときは、サラダに添えられた塩麹を混ぜてみて。フルーツの甘味だけではなく、野菜そのものの甘味まで引き立ててくれますよ。
オムライスは、デミグラスソースの濃厚さを引き立てるよう薄く整えられた卵が乗っています。有田川町にある『西井オーガニックファーム』から取り寄せている卵は、平飼いで新鮮。トッピングには、オーナーの畑で採れた菜の花が添えられています。
そしてなんといっても、こちらのオムライスの魅力は「デミグラスソース」の味わい深さ。熊野牛の牛骨と、国産の牛テール、香味野菜を16時間煮込み、1番だし・2番だしをブレンドして作られています。デミグラスソースができるまで、丸2日もかかるのだとか! 後味に味わい深さが残る逸品ですよ。
うっとりするスイーツ
「チョコ・テリーヌ」
ランチメニューを注文した際、ドリンクは+165円、デザートは+385円で追加することができます。デザートは、バスクチーズケーキとチョコ・テリーヌ、昭和プリン、平成プリンの4種類から選ぶことができます。
私は今回、「チョコ・テリーヌ」をチョイス。「チョコ・テリーヌ」は、甘さ控えめでありながら濃密で、口の中に入れると、その熱でゆっくりと溶けていきます。挽き立てのコーヒーにベストマッチ。チョコレートの余韻に包まれます。添えられたホイップ・苺と一緒に食べれば、さっぱりとした味わいに。金柑と晩白柚(ばんぺいゆ)のピールと合わせれば、その心地いい苦味と「チョコ・テリーヌ」のバランスにうっとりしますよ。
朝・夕食付きの入居者も募集中
『Cafe 風ノ森』の敷地内には、各部屋バス・トイレ付きの1ルーム賃貸があります。なんと、朝夕食付きなのだとか! 気になる方は、ぜひインスタグラムからお問い合わせをしてみてくださいね。
現在も改装中の『Cafe 風ノ森』。2024年3月中を目標に、屋上スペースやドッグラン開設を進めているそう。どんどん充実したお店になっています。ぜひ訪れてみてくださいね。
名称 | Cafe 風ノ森 |
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所在地 | 和歌山県紀の川市貴志川町長山275 マテリアルベースわかやま 風ノ森 |
営業時間 | 11:00~17:00(ランチは14:30まで) |
定休日 | 不定休(インスタグラムで確認を) |
駐車場 | あり |
@ cafe.kazenomori |
パン・スイーツ狂いの和歌山取材ライター。パンや甘いモノをこよなく愛しています。5歳の子どもがいるシンママで、ロゴデザイナーとしても活動中。人の想いを深くお伺いすることが得意。食べ物が美味しそうに見える体型をキープしているため、取材中は店主さんが心を開いて話してくれます。