HOME 観光・おでかけ 生石高原(おいしこうげん)のススキが見頃! キャンプ場や周辺のグルメ情報、アクセスも詳細解説【和歌山県】

生石高原(おいしこうげん)のススキが見頃! キャンプ場や周辺のグルメ情報、アクセスも詳細解説【和歌山県】

公開日 2024.11.08

生石高原(おいしこうげん)は、和歌山県紀美野町と和歌山県有田川町にまたがる県立自然公園。標高870mの生石ヶ峰(おいしがみね)には、ススキの大草原が広がります。360度の大パノラマとススキの大草原のコラボレーションは、関西随一といわれています。

生石(おいし)高原の歴史

生石神社

押上岩、笠石など、弘法大師伝説が残る巨石が点在し、中腹には50mもの巨岩を御神体にした生石神社(しょうせきじんじゃ)が鎮座しています。神社は古くから山岳信仰の拠点であり、地元の人々の信仰の対象でした。神の宿る神聖な場所とされ、古代から山岳信仰と共に大切にされてきた場所です。

明治時代以降、多くの自然愛好者や登山家がこの地を訪れ、その美しい風景や豊かな自然環境を楽しみました。戦後になると、生石高原はさらに整備が進み、観光施設や登山道が整備され、多くの観光客を迎えるようになりました。

現在では、四季折々の風景を楽しむことができる人気の観光スポットとして知られています。

生石高原の魅力

生石高原は、和歌山県を代表する観光地の一つとして知られています。春には新緑、夏には涼しい風、秋にはススキ、冬には雪景色と、訪れるたびに異なる景色を楽しむことができます。

ハイキングに最適な場所で、初心者からベテランまで楽しめるコースが整備されています。自然散策をしながら野生の花や鳥を観察しましょう。季節ごとに異なる植物が見られるため、何度訪れても新しい発見がありますよ。

特に秋には一面に広がるススキの穂が風に揺れる様子が見られ、多くの観光客が訪れます。見頃は10月から11月で、この時期にはススキの穂が黄金色に輝き、高原全体が幻想的な風景に包まれます。

ススキの状況について

生石高原のススキの状況については、紀美野町のホームページ(こちら)に随時公開されています。

ススキの見頃を迎え渋滞が発生しているとのこと。第1駐車場へは入らずに、道なりに進み、第2駐車場の利用を呼びかけています。

「山の家おいし」で食事と特産品購入

高原内にある「山の家おいし」。

食事のおすすめメニューは「卵かけごはん」。

生石高原周辺で作られた、農産品・加工品・手芸品などが販売されています。

名称 山の家おいし
所在地 和歌山県海草郡紀美野町中田899-29 地図
電話番号 073-489-3586
営業時間 9:30~18:30
定休日 不定休
駐車場 あり
web http://kiminokanko.com/04_cafe_01_cafe.html#link04_cafe_01_cafe_yamanoie_oishi

天空のキャンプ場
「生石高原キャンプ場」

生石高原にはキャンプ場があり、自然の中での宿泊できます。キャンプ場にはバーベキュー施設や炊事場、トイレなどの基本的な設備が整っており、初心者でも安心して利用できます。

紀美野町のホームページより

キャンプサイトからは夜空に広がる満天の星空を眺めることができ、都会では味わえない贅沢な時間を過ごしましょう。朝方、運が良ければ幻想的な雲海が見えるかも。まさに天空のキャンプ場ですね。

<施設>
売店あり、炊事場あり、洋式水洗あり、AC電源(1200Wまで)あり、日帰りキャンプ可、ペット同伴OK

<利用価格>
サイト状況/大区画(オートサイト)12区画、小区画(バイクサイト)4区画
利用料金(1泊)/大区画キャンプ平日3850円・休日と休前日5500円、小区画キャンプ平日1540円・休日と休前日2200円
利用料金(日帰り)/大区画平日2310円・休日3300円、小区画平日770円・休日1100円
利用時間/チェックイン15:00~16:00 チェックアウト11:00
開設期間/年末年始を除く通年(気象警報発令時は臨時休業)
予約開始/前月の1日9:30から

<キャンセル料>
前日16:00までの連絡/無料
当日15:00まで(デイキャンプは11時まで)の連絡/利用料金の50%
当日15:00以降(デイキャンプは11時以降)の連絡または連絡なし/利用料金の100%

<当日の受付>
受付は16:00まで。生石高原駐車場へ車を停めて、「山の家おいし」へ行き、受付をします。その後、キャンプ場へ案内。 なお、16:00までに受付も連絡もない場合は、キャンセルになり、キャンセル料が発生します。

たき火・花火禁止! クマ注意!

生石高原は風が強く、山火事の危険性が高いことから、キャンプ場でのBBQを除き、火の使用、花火は禁止。

BBQは有料キャンプ場でのみ可能です。事前予約が必要(073-489-3586/山の家おいし)

また、2023年2月初旬、生石高原の麓でクマと思われる目撃情報がありました。登山の際は音の出るものを携帯するなど、十分な対策が必要です。

大阪・和歌山方面から
生石高原への行き方

阪和自動車道有田インターからのアクセスを紹介します。

①有田インターを下りて最初の信号を左折。県道22号線を進みます。
②車で約10分走り、丹後の森交差点(ファミリーマートが角にあります)を右折。国道480号線を進みます。

③国道480号線を車で約25分走り道路案内板が見えたあと、トンネルをくぐると間もなく橋本橋。
④水色の橋桁の橋本橋を渡って東詰(大岡酒店が角にあります)を左折。県道180号線を進みます。

⑤札立峠交差点

⑤車で約10分走り、札立峠交差点を左折。約5分走れば、生石高原の駐車場に到着です。

生石高原の行き帰りに
寄ってみたいお店

有田川町には多彩なパン屋さん、カフェ、ピザ屋さん、温泉があります。ドライブがてら寄ってみてはいかがでしょうか。
※お店の詳細については、各リンク先にあります

【パン】
★Cocono Bakery(ココノベーカリー)

閑静な住宅街の中にある「Cocono Bakery(ココノベーカリー)」。2023年9月のオープン以来、オーナー&製造担当でパティシエでもある娘さん、パンの説明を丁寧にしてくれる販売担当のお母さん、親子2人3脚で営む「とにかく明るい」パン屋さんです。
ロカルわかやまの こち で詳しく紹介しています

★ジママヤベーカリー

人気のパン店「ジママヤベーカリー(Jimamaya bakery)」。沖縄出身のオーナーシェフが作るこだわりのパンが並びます。和歌山では珍しい、沖縄のパン。果たして、どのようなパンなのでしょうか?
ロカルわかやまの こち で詳しく紹介しています

★ベッカライ ビス・バルト

国道42号線沿いある『ベッカライ ビス・バルト(bäckerei bis bald)』。フランスやドイツの伝統的なハード系がメインで、2017年のオープン以来、人気を博しています。材料はフランス産小麦・発酵バター・天然酵母を使い、季節の食材や地元和歌山の食材も取り入れたオリジナルのパン。しっかりとした生地で、噛めば噛むほどに味が楽しめるパンです。
ロカルわかやまの こち で詳しく紹介しています

★グラン アヴニール(GRAND AVENIR)

人気パン店『グラン アヴニール(GRAND AVENIR)』。かつての田殿保育所だった建物がリノベーションされ、懐かしい雰囲気の中で営業しています。北海道産小麦を使い、材料と製法にこだわったパン作り。具だくさんの惣菜パンと、スイーツパンの種類が豊富。もっちり生地で、ふんわり食感のパンが並びます。
ロカルわかやまの こちら で詳しく紹介しています

★ムッシュ・ソレイユ

JAありだ本所の向かいにある『ムッシュ・ソレイユ(M.Soleil)』は、とことん「塩」にこだわった塩パン専門店。具だくさんの惣菜系とスイーツ系が約30種類もあり、どれにしようか迷ってしまいます。塩パンの世界は無限大!
ロカルわかやまの こち で詳しく紹介しています

【カフェ】
★じょんのび

和歌山では“山のカフェ”の草分け的存在である「じょんのび」(2001年開業)。美味しいランチがいただけることで知られていますが、今回は「わたしを満たす朝茶の時間」と題し、日々あわただしい時間を過ごす方々に、朝茶の提案をします。
ロカルわかやまの こちら で詳しく紹介しています

★カントリーキッチン ゆう

古民家を改修したアットホームなお店「カントリーキッチン ゆう」。「美味しくて、身体に良いものを食べてほしい」というオーナー夫妻。“おもてなし”の心が随所に感じられ、ついつい長居をしたくなります。
ロカルわかやまの こちら で詳しく紹介しています

【ピザ】
★ピザの食堂 rita(リタ)

人気のフードトラック「TRUCK PIZZA _to U」の実店舗としてオープンした「ピザの食堂 rita -リタ-利他」。元理髪店を改装したオシャレな店内で、手作りにこだわった絶品ピザがいただけます。
ロカルわかやまの こちら で詳しく紹介しています

【温泉】
★歴史ロマンの湯 しみず温泉

弘法大師空海の足跡が数多く残り、湯治の道として知られる龍神街道と高野参拝道との合流点に位置する有田川町清水。多くの観光客が訪れる八角屋根が印象的だった「旧しみず温泉健康館」が、『歴史ロマンの湯 しみず温泉』へと生まれ変わりました。
ロカルわかやまの こち で詳しく紹介しています

生石高原のクライマックスは、11月頃のススキの鑑賞ですが、他の季節も魅力がいっぱい。シーズンを問わず、出かけてみてはいかがでしょうか。

※各データは取材時のもので、変更されている場合があります