
和歌山市の人気カフェ「Dix-Huit(ディズウィット)」。その人気の秘密は徹底的に作りこまれた世界観とオーナーのパティシエが何十回も試行錯誤して作り上げたこだわりのスイーツ。桜の名所・紀三井寺からも歩いていくことができるので、お花見帰りにおいしいスイーツをいただきながらちょっとひと息……なんてどうですか?
絵本の中に迷い込んだかのような
隠れ家的カフェ

紀三井寺から徒歩7分、住宅街の中にひっそりと佇む隠れ家的カフェ「Dix-Huit(ディズウィット)」。
同店はパティシエの浅井尚さんと妻の紗妃さんが営んでおり、雑賀崎の「Le Vogue 1008(ル ヴォーグ)」に次ぐ2店舗目として2019年にオープンしました。
和歌山のカフェには珍しく、夜の22:00(OS21:30)までゆったりと営業しているので、私も仕事終わりにひと息つきにくる大好きなお店です。

入口の扉を開けると、そこはまるで絵本から飛び出したような異世界。木目を基調としたあたたかみのある空間でゆったりとくつろげます。おしゃれなアンティーク家具は、尚さんがアンティークショップなどから買いそろえたとか。

どこを切り取っても写真映えするおしゃれな空間です。
パティシエが手掛けるスイーツ
季節限定のメニューも要チェック

空間のおしゃれさももちろん大変魅力なのですが、ディズウィットの真骨頂はスイーツにあり!同店のスイーツはパティシエである尚さんが自ら手掛けたもの。何十回も試行錯誤を繰り返し生まれたスイーツは、どれを食べても期待を裏切らないおいしさ。

2025年2月から始まった新メニューの「紅茶のプリン」(770円)は、ムレスナティーの茶葉(日によって使用する茶葉は異なります)を使用した昔ながらの固め食感のプリン。口に運ぶと茶葉の芳醇な香りが口いっぱいに広がります。別添えのティーソースをかけるとさらに濃厚な紅茶の風味が楽しめます。

同店ではスイーツと合わせる紅茶にもこだわっていて、「ムレスナティー」というスリランカで栽培される最高級セイロンティーブランドの茶葉を使用しています。ムレスナティーは渋みや苦みが少なく、日本人好みにブレンドされたローカフェインのセイロンティーで、天然香料で香りづけしたフレーバーティーが特に人気です。
今回いただいたのは、アールグレイをベースにパイナップルやオレンジなどの果実で香りづけをした「午後の果実」。爽やかな風味で春を感じさせます。
この紅茶がまたスイーツと相性抜群で、ぜひ併せていただきたいですね。

同店ではムレスナティーの販売もしています(ムレスナティーのパッケージにはお茶目なメッセージが書いてあって、眺めているだけで楽しくなっちゃいます)。

今回紹介したメニュー以外にも、尚さんが自ら手掛けたケーキや私が個人的に推しているスコーンなど、どれにしようか迷ってしまうくらい、魅力的なメニューが目白押し。
紀三井寺の参拝帰りにふらりと…
おなかも心も満たされて春満開

「初めて来ていただく方も常連さんも、おいしい時間を過ごしてもらえる自信はあります。どなたでも気兼ねなくお越しいただけたら嬉しいです」と紗妃さん。
春になると桜の名所・紀三井寺が近いことから、お花見帰りに同店に寄る人も。ぜひ参拝帰りにひと息つきに同店に立ち寄ってみて。
名称 | Dix-Huit(ディズウィット) |
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所在地 | 和歌山県和歌山市三葛18 ![]() |
電話番号 | 073-488-8510 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 火曜、第1・3月曜 |
駐車場 | あり |
@dix_huit.18 |
和歌山市出身・在住のフリーライター。おいしいものをこよなく愛し、ロカルわかやまではグルメ記事ばかりを担当。生まれ育った和歌山の‟素敵”を、もっと発信していきたいです。多趣味で、カフェ巡り・カメラ・ミニチュアフード作り・読書・映画鑑賞などが好き。