【紀の川市】「下井阪簡易郵便局」で縁起を担ぐ旅！【連載★マエオカテツヤの旅々お邪魔します vol.5】

郵便局内は「ふくろう」だらけ

縁起を担ごう！ということで、やってきたのは紀の川市下井阪の下井阪簡易郵便局。またの名を｢ふくろう郵便局｣といいます。ふくろうの「ふく」は｢福」を連想させ、｢不苦労」｢福来郎」の字を当てたりして、昔から縁起物とされている鳥です。

では、なぜこの郵便局がふくろう郵便局なのか。それは局内に入ればすぐわかります。所狭しとふくろうの置物が飾られているから。まずは局内をご覧ください。

ふくろうがなぜ、こんなに？

その理由を下井阪簡易郵便局の局長・エリザベスこと、石橋由紀子さんに聞きました。

「1羽の傷付いたふくろうを保護したことが話の始まりなんです。ふくろうはポッポちゃんと名付けましたが、介抱の甲斐なく天国へ召されました。その後、ポッポちゃんは剥製となり同局のマスコットとして局内に置きました」

「それからというもの、お客さんが『ポッポちゃんにお友達を』と、ふくろうの置物を持ってきてくれたのが運のつき。置物が増えるとともに『この郵便局で願書を出したら合格した』とか『ここで郵送した手紙が縁で恋が実った』と、パワースポットになってしまいまして（笑）」

同局は石橋さんの家族経営でいつも明るく、笑いが絶えません。それもパワースポットたる所以でしょう。パワーをもらって帰った僕なのでした。

僕がパーソナリティーを務めるラジオ「マエオカテツヤの全開！木曜日」（和歌山放送で毎週木曜12：50～16：35に放送）でも紹介させてもらいました。

マエオカテツヤ●1967年和歌山市生まれの漫画家。現在、テレビやラジオで活躍しながら、大阪アニメ、声優＆eスポーツ専門学校の特別講師を務める。

※掲載の情報は「LiSM2025年2月号」（和歌山リビング新聞社発行）を元にしています