
昭和レトロな雰囲気がSNSで話題になっている和歌山市の七曲市場(ななまがりいちば)。その南出入口に、小さなおやつ屋さん「cocohalu(ココハル)」が誕生しています。日曜と月曜だけの営業ですが、あなたの「食べたい」の声に応える、やさしいおやつ屋さんです。
目次
お客さんの声から生まれた、おやつ

販売されているおやつは少し変わっていて、ちょっと特別。なぜなら、「お客さんの声」から生まれているからです。その日に何が並んでいるかは、行ってみてのお楽しみ。
「キャロットケーキが食べたい」
「前に食べたスコーン、また作ってもらえる?」
そんな声に、オーナーの磯野さんが一つ一つ丁寧に応えてお店に並べられています。今はお店のスペースに限りがあるので、全てに応えることは難しいとのことですが、できる限り、リクエストにあったものを出すようにしているそうです。

月ごとに変わるスコーンは、その代表格。お客さんの声を元に、毎月試作を繰り返して完成します。おしゃれすぎず、でも他では見かけない、そんな“ちょうどいい”新しさが魅力です。
店先のベンチに座って楽しむこともOK

テイクアウトがメインのお店ですが、店先にはベンチもあり、買ったその場でのんびりとスコーンを味わうこともできます。
あたたかく迎えてくれるのは、いつも笑顔が素敵なオーナーの磯野さん。取材で初めてお話させていただいたのですが、ニコニコと対応してくださり、お客さんが喜ぶことが大好きな方なんだと感じました。
しっとりスコーンは250円以内
日常に寄り添うごほうび

スコーンは、しっとり系でやさしい甘さ。 1つ250円以内という価格設定にも、磯野さんのこだわりがあります。
「2個買ってもらえるような価格にしたくて。特別というより、日常で楽しんでもらえるおやつにしたいんです」

抹茶キャラメルバナナ(230円)
磯野さんは、「もともとスコーンが好きで、おやつ屋さんで見かけると購入していたんです。和歌山市でもスコーンをたくさんの中から選んで買えるおやつ屋さんがあったら良いのになと思っていたので、自分でやってみることにしました」と話します。
また、「抹茶キャラメルバナナは、自分のなかでは凄くお気に入りで、抹茶だけのスコーンは目にしますが、キャラメルバナナを入れることで抹茶の苦みだけでなく、程よく甘みもプラスされ、cocohaluのおススメメニューです」とも。
子どもへの想いが原点
「cocohalu」に込められた物語

「cocohalu」という店名は、磯野さんのお子さん2人の名前を組み合わせたもの。 上のお子さんが卵と乳製品のアレルギーだったことから、お菓子作りを始めたのがきっかけでした。
「お店を始めても、子どもたちに作っていたときの気持ちを大切にしたい。お客さまにも“あなたのために”を届けたいんです」と磯野さん。だからこそお客さんの声を大事にし、並んでいるスコーンも深い考えがあってのことなんだと、感服しました。

実はこちらは間借りで営業していて、いつかは自分のお店を持つのが夢だそうです。
「この場所をきっかけに、もっといろんなおやつを届けられたら」と、笑顔で語ってくれました。たまたまランチに行ったお店のオーナーさんが、今の物件の持ち主だったという、ちょっと素敵な偶然から始まったこのお店。その優しさと人柄に惹かれて、リピーターが増えているのも納得です。
“あったらいいな”を形にしているので、ドリンクも大きめサイズになりました。そしてドリンクも嬉しい価格設定。何度も日常で訪れてほしいという想いが、ここにもあらわれていました。
営業は毎週日曜と月曜の週に2日
そっと誰かに教えたくなる場所

お店が開くのは、毎週日曜と月曜の10時〜18時(※売り切れ次第終了)だけ。
七曲市場の南入口にあり、ちょっと見つけにくいけれど、そこもまた魅力のひとつ。
「特別じゃないけど、ちょっと心がほぐれる」 そんなおやつ時間をくれるcocohaluは、自分だけのとっておきにしたくなる場所です。でも、つい誰かに教えたくなってしまう。そんなお店。ぜひ、あなたの大切な人と訪れてみてください。
名称 | cocohalu(ココハル) |
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所在地 | 和歌山県和歌山市東長町2-43(七曲市場 南入口) ![]() |
電話番号 | なし |
営業時間 | 10:00~18:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 火~土曜(日・月曜のみの営業) |
@cocohalu_cup_of_tea |
和歌山市に移住してきたからこそ気づく、和歌山の魅力を発信しています! 特に子どもとカフェに行くことが多いので、ママ目線でお伝えしています!