
【和歌山県海南市】べっちんさん100年ホールで映画と演劇のプレ舞台「どんなんかいなん」
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海南市黒江の「べっちんさん100年ホール」で11月29日(土)、30日(日)、ホール公開前のプレステージ「どんなん かいなん~海南のまちで、映画と演劇の夢のコラボ」が開催されます。
海南市で撮影された映画「SUZUKI」
ガールズ劇団「aon座」の演劇

海南市黒江の元紀陽銀行海南支店の建物をリノベーションした「べっちんさん100年ホール」で、11月29日(土)、30日(日)、ホール公開前のプレステージ「どんなん かいなん~海南のまちで、映画と演劇の夢のコラボ」が開催されます。
海南の魅力を調査して発信する「まちの調査団実行委員会」が主催。同委員会の活動には、大阪市北加賀屋のアトリエ劇場を拠点とするガールズ劇団「aon(アオン)座」の劇団員らが参加。委員会のメンバーで劇団員でもある上富田町出身・紅羽さんの「和歌山で芸術に触れる機会を」との思いがカタチになりました。

第1部は、昨年海南市で撮影されたドタバタ痛快コメディーの短編映画『SUZUKI』の上映。和歌山県紀の川市出身で、りら創造芸術高等学校卒業後、俳優として活動する坂口勝紀さんが、初めて監督を務めた作品です。
第2部が、「aon座」による公演『リバース! 聞こえない琴線』。和歌山のアマチュアマジシャンの先駆者・金沢天耕さんの孫で岩出市出身の創作家・金澤寿美さんが書き下ろした音楽劇。歌とダンスを交えたエンタメミステリーです。
べっちんさん100年ホール

「べっちんさん100年ホール」は、元紀陽銀行海南支店だった建物を、隣の旧岩橋家住宅でカフェ「べっちんさん」を営む「ナカヤマ」(大阪市西区)が改修。同社の中山一会長は黒江の出身で、地域活性化のためにと、コンサートや演劇など多目的に利用できる可動式約100席のホールを開設しました。


ATMコーナーを利用したロビー、金庫を活用した舞台袖の控え室、2階の楽屋は銀行時代に社員食堂だった場所など、建物の中には銀行らしさが残っています。

一方で、ナカヤマの本業は舞台幕の製作・販売。同社が手掛けた“舞台”も見もの。小規模ホールですが、、緞帳、引割幕、カスミ幕、脇幕と立派な幕が張られ、舞台と客席が近くて、演者の息づかいまで伝わる臨場感のあるホールです。12月19日(土)に関係者らを招いて、お披露目の落語公演が行われる予定(一般参加は不可)。

隣のカフェ「べっちんさん」は、初代黒江町長・岩橋新三郎氏の邸宅をリノベーション。和歌山の郷土料理「早なれ寿司」を老舗「山忠」から受け継ぎ、うどんの出汁に中華めんを入れた「黄そば」や「茶がゆ」、パフェやクリームあんみつなどを提供しています。
| 名称 | べっちんさん |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県海南市黒江659 |
| 電話番号 | 073-488-3369 |
| 営業時間 | 10:00~17:00(食事・ランチ11:00~15;00、カフェ・甘味11:00~OS16:30) |
| 定休日 | 火・水曜 |
| 駐車場 | あり |
| web | https://www.bettinsan.jp/ |
| @vettin.san |

公演概要

≪第1部≫
映画『SUZUKI』上映(34分)
≪第2部≫
劇ファクトリー「aon座」(約60分)
演劇『リバース! 聞こえない琴線』
【日時】
11月29日(土)13:00/17:00
11月30日(日)14:00
【チケット】
前売り一般2500円
中高生1000円(生徒手帳提示)
小学生以下無料
※当日券はプラス500円
べっちんさん、和歌山県民文化会館、海南市物産観光センターでチケットを販売中。
Web予約(当日支払い)はこちらから
【問い合わせ】
☎080-8136-6663
まちの調査団実行委員会






















記者・ライター・編集者歴21年。硬派な記事も軟派な原稿も書きこなせるけれど、偏食家のためグルメレポは結構ツライ。ちょっと変わり物なので、独特の視点で表現するとよく言われ、その個性は大事にしつつ、正確な情報を伝えます。ビールが好き、韓国が好き!