
【紀の川市】「Cafe muro(ムロ)」自然のあたたかさあふれる、優しいカフェ
イチオシの記事
和歌山県紀の川市、緑豊かな高台に佇むログハウスのカフェ「Cafe muro(ムロ)」。木の温もりに満ちた空間、窓の外に広がる景色、そして店主との心温まるコミュニケーション。何より、丁寧に作られた“優しい味わい”のワンプレートランチや手作りケーキが、心と体を満たしてくれます。
高台の静けさに包まれる
ログハウス「Cafe muro」

和歌山県紀の川市、緑に囲まれた高台に佇む「Cafe muro」。2005年6月24日のオープンから2025年で20年を迎える、ログハウス造りの落ち着いたカフェです。

木のぬくもりが漂う店内は、1階がアトリエ、2階がカフェスペースになっており、窓の向こうには緑の深い街並みを見渡せる絶景が広がります。天気の良い日は、心地いい風の吹くテラス席も人気! ペット同伴の方も、テラス席で食事ができます。

2階のカフェでは、定期的に写真展示も行われ、カウンターには過去に展示された写真家の写真集が並びます。11月・12月の展示はお休みですが、普段は静かな空間で作品と景色が楽しる贅沢も。

店主は耳が聞こえ辛く、筆談やメニューの指差しを交えながら、温かいコミュニケーションが流れるお店です。予約は、記事下部のFacebookかインスタグラムのダイレクトメッセージから行ってください。
“優しい味わい”がそろう
人気のワンプレートランチ

ランチは「ドリアランチ」「カレーランチ」「ハヤシライスランチ」の3種類で、すべて1500円。今回は人気のドリアランチを注文しました。ドリアは「カレー・ミート・肉みそ・キムチ」の4種類から選べ、今回は少し珍しい「肉みそ」をチョイスしました。ドリンク付きです。

ランチには、季節により変わる果物や副菜がたっぷりついています。訪れた際は、サラダにきゅうり・人参・大根の酢の物、ジェノベーゼ風そうめん、ポテトサラダ、かぼちゃ・にんじん・ごぼう・山椒の煮つけにひじき。ボリューム満点です。

どれもやわらかい味付けで、主役のドリアを引き立てながらも、ひとつひとつ丁寧に作られているのが分かります。

さて、お待ちかねの肉みそドリアをひと口。香ばしい醤油ベースの甘辛い肉みそが、とろりとした餡に包まれ、やさしい和風ドリアに仕上がっています。しょうがのピリッとした刺激がアクセントになり、食べ進めるほどに体が温まる味わい。“優しい店の優しいごはん”という言葉がぴったりの一皿です。
ふんわり香るレモンケーキで、
しあわせな締めくくり

ランチにケーキをつけると、1850円でフルコースにできます。今回はプラス料金の「レモンケーキ」(650円)を追加し、差額分の50円をプラスして1900円で楽しみました。

レモンケーキは、マグカップに入っており、ときめく可愛いらしい見た目。粗めのアイシングが表面にかかり、砂糖のじゃりっと感・とろっとした食感が楽しい一品です。

甘すぎず、レモンの酸味がしっかり立った爽やかな味わいで、カップの底にはほろ苦いレモンピールも。ドリアランチのあとでも軽く食べられる、心がほっとする手作りケーキでした。
ログハウスのあたたかさ、窓から見える景色、丁寧な接客、そして優しい味のランチ。「Cafe muro」は、どれかひとつではなく、その全部が合わさって“また訪れたくなる場所”になっています。静けさの中にぬくもりがある、そんな特別な時間を過ごしたい日にぴったりのカフェです。
| 名称 | Cafe muro(ムロ) |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県紀の川市桃山町最上757-39 |
| 営業時間 | 10:00~17:00 |
| 定休日 | 月~水曜・不定休 |
| 駐車場 | あり |
| web | https://www.facebook.com/CafeMuro/ |
| @momoyama_cafemuro0624 |






















パン・スイーツ狂いの和歌山取材ライター。パンや甘いモノをこよなく愛しています。6歳の子どもがいるシンママで、ロゴデザイナーとしても活動中。人の想いを深くお伺いすることが得意。食べ物が美味しそうに見える体型をキープしているため、取材中は店主さんが心を開いて話してくれます。