デートDV啓発の創作劇 24日りら生が公演

合宿に参加して演劇の練習に励む生徒たち

りら創造芸術高等専修学校(紀美野町真国宮、山上範子校長)の生徒は本年度、今月24日に県立図書館メディア・アート・ホール(和歌山市西高松)で開かれる「講座と演劇で考える―STOP!デートDV・性暴力」(県男女共同参画センター主催)で披露する演劇「恋愛人形と7人の悪魔たち」の稽古に励んでいる。

これまで児童虐待防止、自殺防止などの啓発劇を手掛けてきた同校。昨年度は県薬務課と協働して危険薬物乱用防止啓発演劇を制作し、県内の中学校などで公演。同演劇は昨年6月に文科省の社会教育教材(青年向き)に選定された他、県内の全中学高校(特別支援学校含む)にDVDが配布された。

今回は同センターから依頼を受けて、カップル間で発生する暴力「デートDV」をテーマにした演劇を制作。昨年6月に同校教員の山上祐輝さんが脚本を作り、8月から有志生徒8人が稽古を重ねてきた。

演劇の舞台は、恋愛に失敗した人が集まる「恋愛地獄」。恋愛地獄に落ちた身体的、精神的、性的、経済的などの各暴力を働いてきた6人の「恋愛悪魔」がそれぞれ「現実世界で生きる人間に一年間幸せな恋愛をさせること」を条件とした試練に臨む。恋愛悪魔はこれまでの行動が「デートDV」であることを学びながら、現実世界の人間と恋愛を展開。「恋のために大切なことを伝える」ファンタジーストーリーとなっている。

公演に向け、生徒は役作りなど演劇の基礎から学び、冬休み期間中の今月5~11日は合宿も行った。身体的暴力を振るう「憤怒のオーガ」を演じる、2年生の菅創君(17)は「役を演じる上でデートDVについての知識を学びました。度が超えた束縛や無視、あらゆる暴力がデートDVになり、身近なもの。舞台を通してデートDVを知ってもらう機会になれば」と来場を呼び掛けている。

当日は午後1時半(開場は1時)から4時まで。入場無料。定員150人。演劇の他、ウィメンズセンター大阪代表の原田薫さんによる講座「デートDVについて正しく知ろう!そして一緒に考えよう!」もある。申し込み、問い合わせは県男女共同参画センター(℡073・435・5245)まで。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。