情報格差解消へ 紀美野全域に光回線開通

画面に映し出された柚木さんと会話する寺本町長

紀美野町の旧美里町を中心とした地域で4日、光回線の高速インターネットサービスの提供が始まり、紀美野町全域で同サービスが受けられるようになった。同日、町役場美里支所(神野市場)で「光サービス開始式」が行われ、寺本光嘉町長をはじめ関係者約30人が、過疎地域の情報格差を解消する事業の完成を喜び合った。

これまで、旧美里町の1484世帯(2976人)と旧野上町の58世帯(113人)では光サービスが整備されていなかったが、情報格差の解消などを目的に町は平成27年度の事業として「町光通信網整備事業」を実施。昨年5月に公開型プロポーザル方式で事業者を募り、同6月にNTT西日本㈱和歌山支店に補助金(上限2億円)の交付を決定し、整備を進めてきた。

交付を受け、同支店は昨年8月から現場調査の実施、設置計画の策定を行い、同11月から約90㌔のケーブルを張り巡らせる工事を進めてきた。当初めどとしていたことし3月中旬よりも約1カ月早い開通が実現し、4日現在で、約170世帯から光サービスの申し込みを受けているという。

開始式で寺本町長は「整備により、地域の情報格差が解消されました。グローバル化する地域や産業に対応するとともに、安全で快適な住民の生活環境を構築し、地域の付加価値を高め、過疎化の抑制、定住の促進を図れるものと感じています」と喜んだ。

同支店の中澤輝仁支店長が開通を報告し、「町内の情報格差を解消できたことをうれしく思っております。まちづくりの課題解消における取り組みの基盤がさらに整ったものと考えています。今後も皆さまに喜んでもらえるサービスを提供していきたい」とあいさつした。

その後、寺本町長と中澤支店長、祝辞を寄せた小椋孝一町議会議長、岡本圭剛海草振興局長の4人は、光回線で同支所と同支店間のテレビ電話をつなぐボタンを押し、光サービスの開通を祝福するとともに、ICT(情報通信技術)を活用したテレビ会談を体験。寺本町長はテレビ画面に映し出された同支店ビジネス営業部長の柚木勝博さんに「画像、音声ともに鮮明に写っております」などと笑顔で話し掛け、会話を弾ませた。

光サービスの申し込みなどの問い合わせは同社(フリーダイヤル0120・116116、午前9時から午後5時まで)、またはホームページ(http://flets-w.com/)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。