子育て環境日本一を 和歌山市当初予算案

和歌山市は18日、総額1493億円の平成28年度一般会計当初予算案を発表した。27年度に続き、国補正予算を活用して一部事業を前倒しし、切れ目のない市政を目指す「13カ月予算」と位置付けた。予算規模は、国体終了などが影響し、前年度13カ月予算と比べて36億1130万円(2・4%)減となった。目玉事業として、8月から子どもの通院医療費助成を中学校卒業まで無償に拡充する他、若竹学級の充実、幼児教育・保育第3子以降の完全無償化などを実施し、子育て環境日本一を目指す。

【歳入】自主財源は前年度比1億円減の704億6000万円で、国の税制改正の影響により法人市民税が同0・8%減の4億8000万円減など影響したが、財政調整基金を同10億9000万円増の60億4000万円繰り入れて対応する。同基金の残高は、27年度末見込みの79億円から、28年度末見込みで18億6000万円まで減少する。

地方交付税などの依存財源は788億8000万円。市債は、借換債分25億1000万円減や建設事業債の減少により46億5000万円減の92億1000万円になっている。市債残高は、一般会計や特別会計、公営企業会計を合わせて、28年度末見込み33億円減の3469億円になる。

【歳出】人件費や公債費などの義務的経費は11億7000万円減の855億3000万円。こども医療費の拡充と児童保育関連扶助、障害者関連扶助の増により扶助費計15億5000万円増を見込む。人件費は、市長及び特別職の給料5%カットや国体終了に伴う各課への職員配置の見直しによる時間外勤務手当の削減などで1億2000万円減としている。

建設事業などの投資的経費は12億9000万円減の150億1000万円。市汚泥再生処理センターやエネルギーセンターの基幹改良工事の完成などにより50億7000万円減、国体終了などにより道路整備関係経費を5億9000万円減らした一方、伏虎小中学校整備事業が30億6000万円増、民間再開発支援事業が11億9000万円増となっている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。